【バトン】
更新がままならず、いつの間にか2022年から2023年に年が変わってから更新をします。
新U15担当の石川(扶)です。
U14コメント欄ですが、2022年の振り返りで載せていきます。
気が付けば2023年...
去年の12月に現U15の選手からU14(新U15)の選手担当になりました。
またシーガルズU15担当として、そしてトップチームの監督として指揮を取ることになりました。
楽しみ2割、プレッシャー8割の心境ですが頑張らせていただきたいと思います。
去年の11月で2022年度の試合が全て終わり、成績が出揃ったのでまとめてみました。
【リーグ戦】
・県1部リーグ4位(トップチーム)
・前期県3部リーグ7位(セカンドチーム)
・後期県3部リーグ7位(セカンドチーム)
【カップ戦】
・神奈川クラブユース優勝
・クラブユース関東大会初戦敗退
・神奈川高円宮杯ベスト8
全部で45試合行い成績は21勝5分19敗(78得点、73失点)でシーズンを終えることができました。
まずは、多くの方々のサポートのおかげでシーズンを無事終えることができましたことをこの場を借りて感謝をしたいと思います。
ありがとうございました!
さて...
シンプルに1年間を振り返ると大変でした(笑)
色々な言葉を探しましたがこの一言しか出てきません。
2021年の終わりに石川代表から来年度はU15担当でお願いしますと言われた時は心の中では
「お前マジで言ってんの??」
っと心の中で3回ぐらい唱えながらも
「はい」
と言ったことを覚えています。
もちろん、2021年度はU13担当として初めてフィールド選手を担当することを経験しましたが、その年の関東リーグの成績は年間14試合あり、勝った試合は3試合のみ...
今までGKコーチのみで指導をしてきたのでフィールドを担当する難しさもありましたが、それでも年間3勝しか出来なくあえなく県リーグに降格させるという自分の指導力の無さを痛感していたところで今度はU15担当。
しかもシーガルズはユース、社会人チームが無いのでU15担当が実質シーガルズ男子部門のトップコーチになる。
だからこそ「お前マジで言ってんの」って言葉が頭の中に浮かんだのは無理はないのかと思っています(笑)
やるしかないと思い走り始めたU15担当コーチでしたが...
まず練習メニューが思い浮かばない。
TRシートを作成する紙を前にして1時間以上白紙のままなんてザラにありました。
もちろん自分はB級ライセンスを持っていますが、それはあくまでGKライセンスを取得するために取ったライセンス。(GKライセンスはフィールドのライセンスを取得しないと取れません)
失礼な話かもしれませんが、B級ライセンスはGKライセンスのためにとりあえず取れればいいやと。
そんな感じで取得したライセンスなんていざ実践に立ったらまるで役に立ちません。
しかも担当するU15メンバーはシーガルズ史上最強メンバーと言われていた年代。
U13の時にはリーグ戦を無敗で優勝をして、関東リーグ昇格を成し遂げたメンバー達。
それもあってか何からスタートしていいかという不安とプレッシャーが今さらながらあったことを覚えています。
それを選手はもちろん、他コーチにも悟られてしまってはいけないと思いながらも強気でやってはいましたが心に不安があったのは間違いありませんでした。
そんな中で始まったU15担当コーチ。
試合毎に試合映像を見ることや、振り返ることを繰り返しながら選手の頑張りもあって5月にシーガルズ史上初めての神奈川クラブユース優勝。
リーグ戦も上位にいることも含めて少しは手応えを感じていましたが...
そこからまさかの公式戦4連敗。
5年ぶりに出場を果たした関東大会も初戦敗退。
それ以降、何をしても上手く行かない日々に不安と葛藤がありましたが、それを選手達に悟られてしまってはチームが崩壊してしまうと思い常に強い気持ちを持って振る舞うフリをしていましたが...
毎日この選択でいいのか?このやり方でいいのか?と悩む日々を繰り返し過ごしていました。
そんな中、3年生にとって中学3年間の集大成とな高円宮杯を迎えることになりましたが...
夏の神奈川チャンピオンとしてプライドを持って臨みましたがベスト8で敗退。
関東大会も出場できずに終わってしまいました。
リーフ戦もクラブユース以降、勝つことが少なくなり気が付けばトップ、セカンド共に降格ラインギリギリ。
高円宮杯が終わってもリーグ戦が4試合残している状態でした。
高円宮杯が終わってから選手達に伝えたのは
「残りリーグ戦が残っているけど、降格しようが来年卒業する君たちには関係ない事。だけどここからの試合は残されている後輩達のために闘って欲しい」
彼ら選手の良さは良くも悪くも「自分主体」で考えていること。だけど残されている試合は「誰かのために闘う」事が必須。
それが出来るか出来ないかで降格するかしないかが決まってくると思っていました。
クラブユース後みたいになってしまうんではないかと正直思っていました。
それでも選手達はトップは残り4試合を2勝1分1敗でリーグ4位で、セカンドは降格ラインギリギリの大事な試合で逆転勝ちを収めて残留を勝ち取る事ができました。
関東大会出場、神奈川クラブユース優勝でも嬉しかったことですが、何よりも選手達が「誰かのために頑張る」、「逆行を跳ね返せる力」を出してくれたこの時期が一番嬉しかったことだと覚えています。
まさに”少年から青年”に成長した姿を身近で感じることができたと思います。
そんな選手達から受け取ったバトンを次のU14選手達が受け取り、いよいよ今週から2023年度のリーグが始まります。
今シーズンもU15担当をすることになっている自分が苦しみながらも繋げてくれたバトンの重みを次世代の選手達に伝えていくのが一番の自分の仕事だと思っています。
まだ卒団までありますが、3年生の皆さんお疲れ様でした。君たちの功績はシーガルズにとって計り知れないものになりました。
次のステージでもリバウンドメンタリティーで頑張って欲しいと思います。
そして3年生の保護者の皆様。
自分が担当になると聞いた時は多くの不安や不満があったかと思います。
自分も選手に厳しく接する事があったので選手達から相談に乗ることも多くあったかと思います。
そんな中でも温かくサポートしていただいた事に感謝をしています。
次のステージでも選手達が成長してくれることをコーチ一同、心より願っております。
3年間ありがとうございました。
そして最後に...
2022シーズンが終わって気づいたのが1年間で一番成長させてもらったのは自分だったと思います(笑)
今シーズンも頑張ります。
U14選手のみんな頑張りましょう!
「本日の名言」
誰かのために生きることのみ、生きる価値がある
アルベルト・アインシュタイン
【できるまで】
U14はカルペソール湘南さん、FC Kanaloaさんと試合をしました。
Start Up League
vs FC Kanaloa
前半:0-3
後半:0-1
合計:0-4
シーガルズは全日程を消化し4勝3分1敗でフィニッシュしました。
この試合は先週の課題としてゲームを大事にしよう。と望みましたが、じゃあ具体的にどうするの?なんてものはありません。笑
短い距離感でボールを動かすことでも、長いボールに頼り自陣から離れることでもありません。
真摯にフットボールに向き合うことだけです。
過程による積み上げの発揮、先週末の課題、1週間のTR、当日の準備、ゲームでのダイナミズムの発揮、文脈の流れに乗ることだけなので。
総じてゲームなのです。
波を作れない時期が続いていますが、出来るまでやる。勝つまで続けるのみです。
そこにどれだけ向き合ってプレー出来るか、そして、この結果も次への過程なので次のトレーニングから良いゲームの始まりです。
カルペソール湘南さん、FC Kanaloaさん、ありがとうございました。
応援していただいた保護者の皆様ありがとうございました。
良いゲームを目指して】
U14は市川GUNNERSさん、インテルアカデミーさんと練習試合をしました。
欧州の風を感じることが出来ました。
GUNNERSさんはビルドアップにおける出口の作り方にこだわり、インテルさんはしっかりとした442の守備からのプレーに対抗する形となりました。
こちらも出口を封鎖しながらのプレッシングと相手の第一波を粘り強く超えれた時にチャンスを作ることが出来ました。
なんだか最近は良いプレーが出来ています。
こちらの予想を上回る場面が、相手ゴール前においてと、恥ずかしながら自陣でそれを下回るプレーがありました。。笑
ざっくり言うと良いプレーと良いゲームの壁にぶつかった週末となりました。
果たしてどれだけの選手が、結果的な数字ではなく、どういった文脈でスコアが動き、プレーを状況と相談しながらプレー出来たでしょうか。
0-0の時に勇気を持って自分達からスコアを動かすこと、勝ってる時に次に1点を大事すること、負けている時に連続失点しないことなどゲームをプレイしていることを忘れてはいけません。
それを無視した決定機は何の意味を持ちません。
次こそは良いゲームと良いプレーの両立を目指して!
市川GUNNERSさん、インテルアカデミーさん、ありがとうございました。
応援していただいた保護者の皆様ありがとうございました。
【チーム】
U14はSPOG交流戦に参加させていただきました。
静岡学園高校
フレスカ神戸
RESC
アイリス住吉
アルコバレーノ岡山
様々なフットボールチームに触れることが出来ました。
試合の取り組みとしては守備の個人戦術からチームとしての狙い、グループとしてのボールの残し方など高いレベル相手にも通用する場面が作れました。
当然、一体型のスポーツなので守備は良いけど攻撃はなんてことはなく決定機の回数にも手応えを感じることも出来ました。
繋がりに長けた多くのプレーを見せてくれました。
チームとして繋がりを意識するのではなく、あくまとしても結果として繋がっていること。
なんていってもチームですから。
関係者の方からはチームとしての機能の評価をいただきました。
それは間違いなく強みで、フットボールである以上、連携は必須項目なので継続あるのみです。
ただ多角的に捉えた時や他のチームの選手のポテンシャルを見てしまうとまだまだ個人として高めていける機会となりました。
それをチームしても個人としても自覚することが始まりです。
西側にはやはり破壊が似合う個人がより形容されるような選手が沢山いましたね。
チームの中の1人に埋もれないように。
大会期間中に交流していただいたチームの皆様、ありがとうございました。
【答えは相手が】
U14はかえつ有明中さんとTRMをしました。
少しずつ気温を低くなってきて選手にとっては良好なパフォーマンスを出せる環境になってきました。
テスト期間も迫り、夏休みで抽象と具体を行ったり来たりする中でそれをより発揮する為の個人戦術にフォーカスを当てています。
かえつ有明さんには学力では遠く及ばないので、せめてのフットボールでの対抗です!笑
ミスした自分に怒る選手、味方に謝る選手、違うでしょう。
動いてくれた相手にありがとう。です。
答えは相手が教えてくれる。
相手を動かすことに重きを置いているのだから相手が動いてくれることを見逃してはいけません。
コートサイズがいつもより少し狭くてピッチコンディションが最高だったので、より見逃さないものが求められた中でチームでスピードUPのタイミングを共有した中で良いプレー、ゴールも多く観られました。
試合をしていただいた、かえつ有明中学校さん、ありがとうございました。
応援していただいた保護者の皆様、ありがとうございました。
【喜怒哀楽】
ジェファFCさん主催のTORAJI CUPに参加させていただきました。
私自身としては約7年ぶり昭和村でのゲームとなりました。
あの時は右も左も分からない状態でとにかく1日中、あらゆるゲームを観て、話を聞いて、夜の懇親会でも色々なことを教えてもらった記憶が懐かしいです。
月並みではありますが、間違いなくあの時の経験が大きな基盤してあります。
新鮮な気持ちで多くのフットボールを体感しました。
ただ、いつもフットボールはひとつだけです。
他と違うことなんてありません。
他と同じことを他と違う方法でやってるだけ。
辿れば同じで、そう見えているだけ。
あの時、お世話になった指導者の皆様も当時の私から見たら人と激しく違うことをしようとしてるな!と強く感じました。
そんなことはなくて、物事の捉え方や深度が違っただけですね。
大会はというと意識して取り組んだゲーム構築の仕方、得点後の過ごし方、ゲームクローズなどこれぞThis is footballのようなゲームばかりでした。
しかしそれは勝負へのこだわりを見せることだと捉えているので次に向かえそうです。
本質は同じでも、同じゲームは存在しませんから。
毎ゲーム、勝利を、時間内にゴールを奪う、ボールを奪うことを選びながら進めることが出来ました。
霧の中、相手が見えずにDon't think feelなゲームもありました。笑
1stは最後まで可能性を残し、2ndは優勝で締めくくることが出来ました。
大人しいと言われている学年ですが、
真摯にゲームへ挑んで準備をすれば自然と喜怒哀楽の表現されることも証明してくれて、最高に喜で迎えた最後のゲームは哀でしたが合宿は楽でしたね。
次の活動は喜か怒か、分かりませんが8月もあと少し、常に最後は楽で絞めくくることが出来るようにしていきたいと思います。
主催していただいたジェファFCさん、誠にありがとうございました。
応援していただいた保護者の皆様、ありがとうございました。
【森を見て木を見ず】
U14は修徳中学校さんとFC多摩さんとTRMをしました。
修徳中さんは中体連大会で関東大会優勝して全国大会を決めた強豪になります。
FC多摩さんは関東大会常連の全国有数の街クラブです。
チームはOFFを空けての初ゲームとなりました。
合宿では多くの手段的なトレーニングに重点においた中でデメリットがゲームに影響を与える形となってしまいました。
スコアの時間帯、次の1点など
まさに木を見て森を見ずなゲームでした。
その中でもゴールに絡んだ選手の中には、原因を分析しては自分のものに時間を費やした質の高さで貢献してくれまし、本数を重ねる毎にしっかりと本質を捉えにいけました。
そうやって本質と細部を行ったり来たり出来ることは凄く大切なことだと感じます。
次は森を見て木を見ずをゲームで与えられるでしょうから。
足りないのが、森だろうが木だろうが、みんなにはそれと向き合えるものがありますから。
次は千年の森でゲーム三昧です!
試合をしていただいた修徳中学校さん、FC多摩さん、ありがとうございました。
応援していただいた保護者の皆様、ありがとうございました。
【ハードワーク】
東急レイエスさん、AIVANCE YOKOSUKAさんとTRMを行いました。
怒涛の7月のTRMは終わりました。
振り返る前に常に好敵手を前に、いっぱい、いっぱいになってしまった選手も沢山いたと思います。
成果ゆえに反省です。
素晴らしい相手は間違いなく自分たちを成長させてくれます。
その一方で正しいことを正しいだけ。の量の中で質は育まれていくと思っているので、ゲームの過程で苦しくなってしまうようなやり取りも少なくなかったわけです。
気持ちが身体を動かす大きな要因であって、襲い掛かる暑さの中で、選手たちが常にゲームに、基準の高低差に、自分のプレーに対して、望めている状態にあるか?
こなしている、相手に選択をさせられる、意図ではなく後手に回る。
その中でも選手はWUPからやらされずに、やろうとする選手がいたことは収穫ですがその量をもっと増やして上げたかったです。
そんな辛い中で最高で唯一の収穫は、沢山走らされたゲームの中でハードワークだけは欠かさず続けてくれました。
常に相手ゴール、相手ボールへ見せた攻撃的な姿勢がそれです。
ハードワークだけにボールコントロールにおける硬さのハードも持ち合わせてる彼らなので、良いタイミングで夏の合宿ですね。
対、相手ではなく自分に没頭出来る時間が出来ます。
やはり、ゲームの勝ち負けだけ囚われずに自分が成長することをモチベーションにするべきなので強くなる為に、課題に向き合います!
東急レイエスさん、AIVANCE YOKOSUKAさん、ありがとうございました。
応援していただいた保護者の皆様ありがとうございました。
【ゲーム】
土曜日に和光ユナイテッドさん、フガーリオ川崎さん。
日曜日に柏レイソルさんと練習試合をしていただきました。
フットボールゲームを感じることが出来る週末でした。
意図のある前進に意図のある妨害
事前と事後の振る舞い
配置の変更から噛み合わせる
それで出来た厚みと薄いところの理解
ゲームはやりたいことのぶつけ合いではなくて、会話だなと。
都合が悪くなると会話を避けてしまえば楽ですが、時間は解決してくれませんし、待ってくれませんよね。
最後は会話にならず聞き続ける時間は長かったのですが耐えました。笑
課題や選択を突き付けられている感じがたまらないじゃないですか。
そしてこれも全てテーマに縛れて進行するわけではなく本質に強く触れにきてくれた相手チームには感謝しかありません。
相手がそうしていた側面と、こちらの作用によって、そうさせた側面の両方ではあった中で、そうさせた中で上回れる振る舞いが出来なかったのが次への伸び代です。
出来たことへの次なる渇望と、出来なかったことが次へのモチベーションですね。
試合をしていただきましたチームの皆様、ありがとうございました。
応援していただいた保護者の皆様、ありがとうございました。
田辺 洋一