【U-15】

~NEW~ 最終更新 2021.4.19


【何を教えないか】

2021.04.17 県リーグ開幕戦 
vs SCH.FC
0-1

『何から教えるかではなく、何を教えないか』

週末にある方との話の中で出てきたこのフレーズ。
考えれば考えるほど深い内容で、じわじわくる指導の奥深さを感じた週末となり、連勝を目指した県リーグは残念ながら勝ち点を得ることはできませんでした。

立ち上がりにセットプレーの流れから失点し、ゲームの入り方、セットプレーのディティールの甘さに課題が生まれましたが、追う展開が67分間変わらなかったことが次に向けて修正すべき課題であると感じてます。

よくフットボールを構築する上でピッチを3分割し、なんとかエリアと言う名称で区分けした考えがありますが、最終的にゴールを奪うゾーンへの進入までは開幕戦よりスムーズにいった印象です。

最後の局面で崩せなかった。
いや崩す必要があったのか。

当然ゴール前では相手の集中力も高まり、簡単には突破できません。

どこかそれを組織的に、能動的にかつ円滑に攻略しようとしていたかどうかはわかりませんが、難しく考えることにより、どこか彼らの頭が、そして身体が『崩す』を先行していた印象です。

要はぶっ壊せばええやん(笑)

数年前に関西に遠征に行った際、相手選手が、
『なんかこいつらわけわからん動きするけどどうすんねん?』
『よくわからんからとりあえずマンツーマンでやられなきゃええやろ』

的な会話をしていました。

当時は相手を困らせるとか混乱させるとか求めていてポジションチェンジを頻繁にするような攻撃をやっていた中で、関西ならではのこの会話がとても印象的でした。

この日もなかなか崩さない相手に対して、残り数分である選手が遠い位置からミドルシュートを放ちました。

相手GKの好セーブにより得点にはなりませんでしたが、この日一番の決定機であり、一番シンプルな攻撃の形でした。

現在ある曜日は攻撃に特化したトレーニングを実施しており、その担当コーチがよく、

『最終的にフィニッシュまで行けばいいんだから形なんてなんでも良い』
と話してくれてます。

そのための手段はもちろん伝えているので、何を選ぶかはその時の状況。

この日のような攻略が難しく感じる展開の答えは意外とシンプルだったり。

やられなきゃいいんだろ
決めりゃいいんだろ 

そういった図太いメンタリティを持つ選手がもっともっと出てきて欲しいですね。

教えすぎ与えすぎの環境からは出てこない。

『何から教えるかではなく、何を教えないか』

連勝とはいきませんでしたが、どんな結果になろうとも次の試合に向けて課題を修正し、成果を積み重ねていく作業は変わらない。

次も楽しみです。 

対戦いただきましたSCH.FCさん、ありがとうございました! 

石川貢

【やっぱり準備が全て】

2021.04.11 県リーグ開幕戦 
vs大豆戸FC JY
2-1 
丸茂晴翔2(マリノスPr追浜)

待ちに待った県リーグ。
新型コロナウィルスの影響で開催時期が延期し、無観客、無見学といったいつものそれとは違う空気の中の開幕となりましたが、とにかく久しぶりの公式戦です。
緊張、不安、興奮、焦燥 、期待、欲望…
 
選手たちは様々な感情を抱いていた開幕戦になったと思いますが、あくまで16試合あるうちの1試合。
勝つためにベストを尽くすのはもちろん、勝ったからといって目標が達成するわけでもないし、負けても全てが終わる訳でもない。

ポイントは3か1か0にしかならない訳で、変わらないのは我々らしくアグレッシブに熱く、ハートでサッカーをすることを試合前にミーティングで伝えました。
 
試合を終えて率直に思った事は、『準備が全て』ということ。

それは私よりプレーした選手が一番感じたことではありますが、1もしくは0ポイントになりかねないゲームを3ポイントを獲得したのは運でも偶然でもなく、『最高の準備』した結果だと感じています。
 
それは試合に出た選手の準備だけではないということ。
この週のトレーニングでの紅白戦、1本目にスタメン組がサブ組に圧倒され敗戦。
サブ組の『そんなもたもたしてんなら食ってやる』オーラが半端なく、スタメン組の尻に火をつけ、さらに言えば前日行われたサブ組同士によるマリノスしんよこ戦の彼らのパフォーマンスとかける熱と意地は十分過ぎるほど伝わった。

そんな環境でのトレーニングだからこそ、常にレギュラー争いが熾烈化し、一つのワンプレーでも手を抜けない状況を彼らで生み出している。

『トレーニングが一番激しい環境』をクラブとして求めていますが、最上級生でもある彼らがこの空気を生んでいることが、下級生にも大きく影響を与え、常に切磋琢磨し手を抜けない環境を作り出しています。

火が付いた2本目ではスタメン組が巻き返し、その雰囲気がそのままこの試合に反映されました。
ということは、この日はやっぱり『チーム全員の勝利』。

ありきたりの言葉ですがトップもセカンドも関係なく、全員が勝つために最高の準備をしたことが今回の勝ち点3に繋がったと思います。

そしてこの試合は16試合のうちの1試合。

まだ何も成し得ていない。
次に向けてまた最高の準備を。

対戦いただきました大豆戸FCJYさん、ありがとうございました!

石川貢

【変わらないもの】
2021.04.10 TRM vsマリノスしんよこ

セカンドチームのトレーニングマッチ。

トップ、セカンドのメンバー分け後のゲーム。
あくまで現時点でのメンバー分けであって5月には登録ウィンドウが開き、当然クラブユースのメンバーが同じになる訳ではない。

当然のことながら日々の競争は続いていく訳で、トップだからといって満足している選手は置いていかれるし、数日、いや数時間、数分で序列が変わるもので、さらに言えば当然のことながらリーグ戦は2つのグループに分かれることになりますが、求めることに何も変わりはない。
 
積み重ねてきた成果を発揮すること。
目の前の相手に対して負けない強い意志を持つこと。

そしてそのプレッシャーを力に変えること。
メンタル的な話からスタートしたこの日ですが、彼らにとっては何も心配することなく、臆することなく闘うことができていました。

間違いなくチーム内では拮抗した競争環境か生まれていると確信。
少しでも気を抜くと追い抜かれる、トップだからといって満足したらすぐにポジションを奪われる。
堂々とした彼らの姿を見てその逞しさを感じた内容でした。

しかし相手は上手かった(笑)
この地域に『マリノス』というクラブがあるから我々は強くなれる。

ちなみに相手監督はシーガルズのOBであり、クラブ初(?)のJリーガーでありレジェンドであり、私の小さい頃からの憧れの先輩です。

本人は覚えていないと思いますが、小学生の頃、新聞に出ていてそのくり抜きを月曜日の朝礼で兄と一緒に見せに行き、
『恥ずかしいからやめろ』
と見上げた位置からすでに野太い声で言われたのを鮮明に覚えています(笑)

他学年含めて交流をさせていただいてます。
トップから1週間遅れて、来週のセカンドの開幕戦に向けてこの上ない経験をさせていただきました。
前に進む道を自分自身で切り開こう。

マリノスしんよこさん、ありがとうございました!

石川貢


【本当の意味でのコミニケーション】
2021.04.02-04.04  休暇村強化合宿
彼らにとって1年以上間が空いた宿泊活動となりました。
多くの方々の協力、理解、そして選手たちそれぞれが感染予防をした中でこの合宿が成立することができました。
当たり前じゃないこの環境に心から感謝し、それを行動で移そうと、初日の練習前に選手たちに伝えました。
行動とは何か。
成長した姿を見せること。
自分で評価するのではなく、人から一人の人間として見られたときに、心身ともに大きくなるという姿になろうと。
ピッチ内だけでなく、ピッチ外の行動も含めて。
最終日を迎えたころには大きく成長した姿を見せてくれ...
たかどうかは今後の活動次第ではありますが、私の素直な気持ちは
 
県リーグ、クラブユース開幕が待ち遠しい
そんな気分です(笑)
ピッチの上での取り組みやパフォーマンス、課題の修正と成果の積み上げ、合宿ならではのメンタル面、フィジカル面の向上はもちろんの事、今回の合宿で印象的だったのは、彼らの笑顔。
世界的異変が日本中にあっという間に拡大されてから1年余り。
その間の宿泊活動は全て無くなり、活動の制限の中に『オンライン』というコンテンツが多くの事象で活用され、その利便性に頼りながら我々も活動の幅やクラブとしての取り組み方にもポジティブな変化が生まれました。
しかしながら今回の合宿で選手たちの表情を見て、本当の意味の人と人のふれあうことの大切さを学びました。
 
数年前から食事後にスマートフォンを回収し、宿での彼らの『自由』に制限を付け加えましたが、インターネットを通さなくても多くのコミニケーションとふれあい、そして笑顔が育まれ、楽しそうに仲間と過ごす時間が本当に彼らにとって貴重な時間であることを強く感じました。
目標を達成する上で難しいことも不安なこともつらいことも、時にはぶつかることも意見が合わないことも失敗することもあり、その中で共にその難題から一緒になって向き合い、進んでいく。
結果が全てとされがちなこの世界ですが、やはりそこは育成年代。
もちろん結果からは背を向けませんが(笑)どんな経験をして、何を獲得して、多くのサッカーに触れて、そして良き仲間を財産にして次のステージへ向かわせるかが本当に重要なのだなと感じた3日間でした。
 
さあ県リーグ開幕です。
躍動感ある彼らのフットボールがいまから楽しみです。
このような情勢の中、送り出していただいた保護者の皆様、ありがとうございました。
対戦していただいたクラブの皆様、宿泊先関係者の方々、ありがとうございました!
石川貢


【雨の捉え方】
2021.03.28  ニッタイチャレンジ
vs FCクラッキス松戸
vs 柏レイソルA.A.長生
 
天気予報によれば 夕方からの
降水確率は上がっている
でも雨に濡れぬ場所を探すより
星空を信じ出かけよう

雨に降られたら 乾いてた街が
滲んできれいな光を放つ
心さえ乾いてなければ
どんな景色も宝石に変わる
 
エソラ
by Mr.Children
 
試合コメントリニューアルのため、久しぶりの投稿は、雨というネガティブな事さえもポジティブに変えてしまう桜井さんのとんでもない発想力からスタートいたします(笑)
 
誰もが嫌がるその雨を避けるのでなく、受け入れてさらにその景色を宝石に例えるあたり。
 
『心さえ乾いてなければ』でもう鳥肌(笑)
 
比喩力と言うか言葉の使い回しというか、ずっしりと心に突き刺さる桜井さんの言語力に毎度毎度影響を受けています。
 
桜井さんは一番伝えたい歌詞を2番に持っていくそうで。
 
このエソラの歌詞も2番の出だし。
 
 
と、前置きが長くなりましたが、新U15の選手たちにとってこの『雨』をどう受け入れるか。
 
彼らの心の雨はこの日だけでなく、ここ最近降り続いているようですが、全ては捉え方次第という事で、やまない雨はないという発想よりも、いっそこの雨を思いっきり浴びてしまおう。
そしてその後見える景色を楽しみに期待しようというところでしょうか。
 
この日U13選手たちが関東リーグ昇格を決めました。
クラブ初の快挙の裏にはここまで築き上げてくれた先輩たちの努力があってこそ。
1部リーグに所属していなければこのようなチャンスもなかったわけで、振り返れば今の新U15選手たちが2部から1部に昇格した代であり、さらに言えばセカンドチームも4部から3部へと昇格を成し遂げている。
 
全ての物語は繋がっていて、この日のU13の感動はクラブに関わる全ての人たちの感動であって、それを支えてくれた多くの方々への感謝も同じように感じる時間となりました。
 
昇格を決めた彼らの心も全てが晴天だった訳ではなく、曇りや雨、さらに言えば豪雨の日もあったことでしょう。
担当の中村コーチは警報クラスの悪天候が続く日もありましたが(笑)、この日の試合が雨上がりのピッチならば、僕たちの力で虹を描いてみせてくれたようです(笑)
アルバロレコバさんの名言を端折りましたが、選手たちの成し遂げた成果がきれいな虹となり、関東リーグへの架け橋へと繋げてくれました。
 
彼らの努力が涙と言う雨に変わったとうまく締めたところで(笑)、新U15選手たちの関東への挑戦まであとわずか。
この刺激を力に変えて突き進んでいきましょう!
対戦していただいたクラブの皆様、ありがとうございました。
 
石川 貢