【U-15】

~NEW~ 最終更新 2022.03.24

【クラブの存在意義】

 

 

題名から重苦しく感じますが、少々お付き合いください(笑)。

久しぶりのブログコメントになります。

 

石川貢です。

 

この時期はどの世界も出会いと別れを迎える時期ですが、当クラブも卒団式や新入団選手の準備トレーニングなど、さまざまな感情と環境の変化、そして刺激を得られている時期であります。

 

私事ですが、長年勤めてたU15監督から来年度はU13に担当することになりました。

結果を出すことができないことによる解任…

ではなく(笑)、私自ら判断とスタッフの理解も得て、弟である扶コーチに委ねることを決断しました。

 

理由はさまざまで、トーナメントに勝ち切れない勝負弱さもその一つですが(笑)、シーガルズに籍を置いて8年。その全ての年でこのカテゴリー、さらに言うならばこのクラブの男子部門のトップカテゴリーであるU15を担当させていただき、多くの経験をさせてもらい、私なりにどうこのクラブが進むべきなのか、10年後の『このクラブの未来』はどうなっているのか、どうすべきなのか、スタッフの未来は?そしてシーガルズを選んで入団してくれている選手たちにとってどのような環境にしていくべきなのか。

 

今年度から少年チームの『強化チーム』を立ち上げたこともあり、様々な事象を様々な角度から考える時間が増えてきて、一歩引いた位置からチーム、いやクラブを見ていくべきと感じるようになり…

 

いや長々と伝わりにくいので一言で言うと

 

 

キレイなものは遠くに

あるからキレイなの

 

的な(笑)。

 

近くにあるからこそ見えずらくなっていることも日々感じており、多くの方々の支えで成長してきたこのクラブをもう一つ上の価値や存在意義を見出すために、一つのチャレンジを試みました。

 

今年度で長年クラブを支えていただいた瀬川代表が退任し、4月から私が代表を務めることになり、今まで以上にクラブの全体を把握し、発展させていくことになり、

 今までも基本的には現場レベルの指導指針やコンセプトなどは任せてくれていましたが、さらにもっと深く、今後クラブがどのような方向性で進んでいくかなど考え、決定していかなければいけない立場になり、

 

『このクラブの未来』はどうなっているのだろうと。

どうあるべきなのだろうと。

 

そもそも我々の存在意義は何なんだろうと。

 

シーガルズだからできることは何だろうと。

 

ドラマ『未成年』戸川博人(ヒロ)ばりに世の社会に、現在のクラブに疑問を持つようになり、

 

きっと誰だって竜宮城に行ってみてぇに決まってる

 

的な事を思ったり思わなかったり。

 

病んでいませんよ(笑)

 

キャストに浜崎あゆみと主題歌にカーペンターズを選ぶ野島伸司のセンスに脱帽。

 

 

話はそれましたが

8年前にクラブに就任した時は、とにかく強くすることやいい選手を集めて関東を目指すこと、いわゆる強化する一心で取り組んできましたが、多くの経験やたくさんの選手たちと関わりを持たせてもらうことで、少しずつ変化してきたわけで。

 

今でも当然上を目指したい想いは在り続けていますが。

 

一歩離れた位置から、『クラブの進むべき道すじ』に着手すべきなんではないかと。

 

その一つがU13育成の重要性。

 

U15を長く率いているとU13の1年間がものすごく重要であることを日々感じます。

 

 

誤解を招く前に伝えておくと、どの年代も大事であることを大前提での話になりますし、今年度担当した扶コーチも、昨年度まで長く率いてくれた中村コーチも選手たちの成長、クラブの発展のために尽力してくれました。

 

彼らの努力、そして選手たちの力によりクラブ史上初となる関東リーグ昇格を果たすなど、大きな成果を成し遂げてくれました。

 

その中で時間とともに感じているのは、U13の結果や成果がそのままU15に反映されるわけではないということ。

やはりU13だからこそ身に付けておかなければいけないこともあるし、結果を出すこと(出そうとするが故に)によりそれを見失うこともある。

 

これはU15を担当することでしか見えてこないことでもあるだろうし、逆にU13を担当することでU15はもっとこうすれば良いのに、と感じていたことも多いと思います。

 

もちろんその辺りの落とし込みについてはU14担当の田辺コーチも含めて日々コミニケーションを図りながら現場指導に反映させてはいますが、実際選手と触れ合う現場レベルでそして肌感覚で感じることも多く

 

『そろそろ俺にもかわいいU13を見させてよ』

 

と、数年前から中村コーチに伝えていたところです(笑)

 

もちろん日々の活動でU13に関わる機会は作っていましたが、直接担当することになるのは数年振りで、経験ある指導者仲間からU13指導についての情報収集含めてアドバイスをいただいておりますが、

 

『何を教えるかよりも何を教えないか』

 

との深すぎる言葉に強く合点を感じている次第です。

 

 

そしてもう一つの大きな理由の一つが、『フリーの時間』を作ることができたと言うこと。

U15を担当していると年間通して常にカテゴリーを率いることになります。

どういうことかと言うと、U15は12月でシーズンが終了し、リーグ戦が終えた段階で新チームが立ち上がることになり、例年だと私が新チームを率い、U14担当(田辺コーチが)卒団までの期間のU15、U13リーグは3月まであるのでU13担当はそこまで率い、4月から新U13を担当する流れとなっています。

 

今年度に関してはU13の関東リーグが12月で終了したこともあり、セカンドも早い段階でリーグが消化できる予想がついていたので、U13を担当していた扶コーチが1月から新チーム、U13を田辺コーチが、卒団までの期間のU15を1年間私のサポートをしてくれた鈴木丞コーチがそれぞれ担当することになりました。

私自身現在1月から担当カテゴリーはなく、フリーでそれぞれのサポートをさせてもらっています。

 

シンプルに言うとスタッフのみんなの協力あってフットワーク軽く動ける状態になったということです。

 

この時間利用して全てのカテゴリーのトレーニングや試合を俯瞰してみることができ、クラブとしての課題や共有内容の把握など、今まで見えなかったものが見えるようになりましたし、前途で述べたような『このクラブの未来』がどうあるべきか、を考える時間となりました。

 

また種別を越えた他クラブの活動や試合、多くの指導者仲間からも貴重な話を聞く時間を作ることができました。

 

そこで感じた現在のクラブの弱み、強み、課題、成果、立ち位置、比較、価値、そして可能性とこの地域の特性と文化。

 

おかげ様でいい意味でこのクラブを知る事ができたと思っていて。

 

そこで一つのアクションが

 

『シーガルズモデルの構築』

 

何を着手すべきかと考え着いた一つ答えは『シーガルズモデル』を作ることでした。

 

『シーガルズモデル』=クラブとしてどんな選手を育成していくか

 

今までも我々にはチームコンセプトがあり、指導理念や目指す選手像などは当然クラブとして抱え、スタッフ間でも共有していましたが、今回より細分化し具体化する時期になってきたのではと。

 

言語を合わせ、獲得内容を年代とポジション毎に決定し、プレー原則とその基準を決め、スタッフ間、またはスタッフと選手間、そして選手同士でのズレを無くし、預かる選手が迷わず同じ方向に進んでいく形づくりが必要なのではないかと。

 

シーガルズとしてどんな選手を育成するか

すなわち、『シーガルズモデル』の作成に着手することにしました。

 

そして完成しました(笑)

 

完成したというのは少し言葉の表現がよくありませんが、現状把握をした上で日々スタッフ間でディスカッションを重ね、全体像の形として描くことができ、もっと言えばコロナが蔓延し出した2020年から着々と時間をかけて進めて参りました。

 

今回少年強化チームスタッフともミーティングを繰り返して、クラブとしてどんな選手を育成して、さらに言えばその先のステージ、そして巣立った選手たちが今後クラブにとってどんな存在になっていくかまで。 

 

事務所の壁に大きく貼ってあります(笑)

 

もちろんそれを作ることがゴールはない。

 

実際に構築したものが確実に実行できていて、それを評価し振り返り、改善し、分析、検証、フィードバック、そしてアップデートしていくサイクルが必須であります。

 

それは現在進行形で取り組んでおり、2週に1回、各カテゴリーの報告会を開き、試合映像やトレーニング映像を用いながらフィードバック作業をしています。

 

ちなみに次回は私の番です(笑)。

 

すぐに結果として現れるものでもないし、目に見えるもののように形に残るものでもないですが、選手個々に向き合う時間は確実に増え、成長をサポートする上でとても大切なアクションであるとやってみて、非常に強く感じています。

 

形あるものは次第に姿を消すけれど

君がくれたこの温もりは消せないさ

by Mr.Children

口笛

 

新しい年度を迎えるにあたり、クラブにとってまた大きなチャレンジに歩むことになります。

それは私にとっても同じ事で、すでに数回新U13の準備トレーニングを担当していますが、やはり現場指導の魅力と子どもたちとサッカーを直に触れることの楽しさを改めて感じる事ができました。

 

パソコンを相手にクラブの未来を考えることも大切ですが、やはりグランドで子どもたちの表情を見てサッカーに触れるのが一番ですね。

 

そう気付けるような時間をいただいたとも思っています。

 

これからもこの横須賀の地の特性と特徴、そして可能性を十分に発揮しながら、選手たちにとって成長できる環境づくり、また保護者にとって安心して預けられる場、そしてクラブに関わる全ての皆様にサッカーの魅力と素晴らしさを日々伝えていけるよう邁進していきたいと思います。

 

 

このクラブが強く長く愛されるために。

 

 

横須賀から世界へ。

 

 

長文をご一読いただきありがとうございます。


~NEW~ 最終更新 2022.01.29
【11人の点取屋】
2022.01.15 CJYU15リーグ第1節
vs クラブテアトロ
2-6
2022.01.23 CJYU15リーグ第2節
vs AIVANCEユース
2-0
タイトルの通りに11人全員がストライカーのように点を取れる選手であったらどれだけ相手チームにとって怖いことだろうかと最近思います。笑
なので、それを目指すことにしました!
FWが点を取ってもいいわけで、MFが点を取ってもいいわけで、DFが点を取ってもいいわけです。誰が点を取らなきゃいけないというのはないのです。
11人と言ってもなかなかGKが点を取るのは少し難しいかなと思いますが。笑
全員で点を取るための行動をすること。かと言ってそれだけでいいのかとなるとそうはいかないのがサッカー。
点を取りにいくことと相手に点を取らせないこと。その2つを両立することが1番の理想であり、目指すところであると思っています。
そんな全員で点を取り、点を取らせない何でもできるサッカー選手になろう!
まだまだ練習が必要だけれど、理想、目標に向かって練習していこう!
対戦していただきました、クラブテアトロさん、AIVANCEユースさん、ありがとうございました。
応援していただきました、保護者の皆様、ありがとうございました。
鈴木丞

~NEW~ 最終更新 2021.12.13
【高校三連戦】
2021.12.04(土)TRM
vs 川和高校
2021.12.11(土)TRM
vs 三浦学苑
 
連日高校生とのトレーニングマッチが続いてます。
次のステージに進む彼らにとって非常に貴重な経験をさせていただき、感謝しかありません。
日々のトレーニングから高校年代で活躍できる上で必要なことを求めていますが、百聞は一見にしかず、実戦にて高校生で求められる強度やスピード感を体感できています
受験組の選手も数名おりますが、試合数や出場時間もみっちりと組めており、その意識で日々のトレーニングのインテンシティも上がってきてます。
ただし相手が高校生であろうがサッカーはサッカーの訳で、点を取るために、ボールを奪うために何が必要なのかに対してはさほど変わるものではなく、
『いつだってサッカーはシンプル』
大学の恩師である風間さんの言葉が浮かんできます。
配置や戦術的な要素は最低限にとどまり、とにかく個として何ができるか、そして何ができるようになるか。
どんなシステムでもどんな戦術でもどんな指導者でもどんな環境でも評価され、そしてサッカーを心から楽しめるようになるために何を与えるかの思考で彼らと歩んでいますが、まだまだ共に勝負のかかる気持ちの入った熱い試合をしたいなーと思うのが本音です(笑)
風間さんがワードに出てきたのでここでまた恩師の名言を。 
『ボールを取られなければ一生守備をすることはない』
対戦いただいたチームの皆様、ありがとうございました。
保護者の皆様、応援ありがとうございます。
石川

~NEW~ 最終更新 2021.12.6
【最大化すること】
2021.11.23 神奈川県3部リーグ第8節
vs GEO-X
0-0
2021.11.27 神奈川県3部リーグ第9節
vs FCASAHI
0-1

今節をもって今年度の神奈川県3部リーグの全日程を終了致しました。

新型コロナウイルスの影響により、様々なイレギュラーがある中での開催でしたが、主催者様や大会運営の方々、保護者の皆様のご理解、ご協力により全日程を終了できたことこの場を借りて心より感謝申し上げます。

さて、チームスポーツにおいてチームの力を最大化することは勝利する上で必要不可欠なことではありますが、どのようにチームの力を最大化させるかが大事だと思います。

相手選手を5人抜きしてゴールを決めること。
スーパーゴールを決めれること。

どちらも素晴らしいことだと思います。
しかし、サッカーはチームスポーツである以上、11人全員が協力し、気遣い、最適解に向かって進むことがチームの力を最大化させることができると思っています。

一人一人がチームのために走り、戦うこと。
それが何より大切だと思います。

対戦していただきました、GEO-Xさん、FCASAHIさん、ありがとうございました。
応援していただきました、保護者の皆様、ありがとうございました。
鈴木丞

~NEW~ 最終更新 2021.11.30
【憧れのバック】

2021.11.27 TRM
vs 湘南工科高校

トップ、セカンド共にリーグ戦が終了し、この日のトレーニングマッチから3週にかけて高校生と手合わせさせてもらいます。

まずは湘南工科さん。

湘南工科と言えば我々の時代は、サーフチックな湘南ボーイとキュートな湘南レディーのイメージが強く、週刊ストリートニュース、通称ストニューの読者モデルがいて、サッカーも強く、バスケ部はスラムダンクの海南大付属のモデルとしても有名です。

みんなあの『湘工バック』に憧れを抱いてましたね。
あれを持ってるとなぜか高校生としてのランクが70点くらい上がる(笑)

持ってる女子がかわいく見えたのは今でも不思議です(笑)


無駄な余談からのスタートとなりましたが、湘南工科さんにはOBも大変お世話になっており、今年も数名進学させていただく予定ですが神奈川のトップを走るチームだけあってスピード、パワー、インテンシティと3種年代では体感できない経験をさせてもらいました。


1月からはCJYU15リーグの公式戦に参加しますが、ここから卒団までは今まで以上に『個』を伸ばし、磨き、輝かせるための取り組みを重要視してトレーニング、ゲームを重ねていきます。

そしてこの日も強く感じたであろうプレッシャー、間合い、距離、コンタクト、圧、空間と言ったものの『目』を養いつつ、次年代へに合わせていく。

毎年選手たちには

入学してから勝負
ではなく、

入学と同時にポジションを取りにいくことを伝えていますが、
そのための準備をいまからしていこうと。

高校の3年間はどの3年間よりも早い。

3年生になってレギュラーを
ではなく
1年生からスタメンを掴み取る

そしてどの指導者、どの環境、どのチームでも評価される選手、人間性になることを目指して

今後も選手たちと向き合っていきます。
鼻息が荒くなり過ぎないように注意します。

心の余裕も大切に(笑)


湘南工科高校の皆様、ありがとうございました。
保護者の皆様、応援ありがとうございます。

~NEW~ 最終更新 2021.11.22
【U15トップリーグ戦を振り返って】

2021.11.13 トップ県リーグ第16節 
vs FC川崎CHAMP
2-2
丸茂晴翔(マリノスPr追浜)
中島成吾(横須賀シーガルズFC)

4月からスタートし、約8か月に渡って行われたリーグ戦が終了しました。
コロナ禍の中、延期、変更など、進めていく上での難しさを感じながら戦ってきましたが、主催者様や協会運営の方々、会場提供クラブ、多くご尽力のおかげで16回の真剣勝負に挑むことができました。
また現地に行きたくても行けないもどかしさを持ちながら我慢し続けてくれ、その中でも温かく応援して頂いた保護者の皆様。
多くの方々にこの場を借りて心からお礼を申し上げます。

まだセカンドチームのリーグ戦が残っておりますが、活動をオフとした翌日の日曜日にシーズンを振り返る上で過去の試合映像を見直す時間を作りました。

最終順位はまだ全てが消化していないので確定ではありませんが、今のところ暫定3位、また他の結果次第では1つ順位が下がる可能性はありますが、2つは下がらなく、すなわち4位以下にはならないことが確定し、9チーム中下位3チーム(または4チーム)が2部に降格するレギュレーションなので、残留が決まり、来期も1部で戦う権利を得ることになりました。

内訳を見てみると、7つの勝利と3つの引き分け、6つの敗戦。
敗戦は5つが1点差のゲーム、勝利した試合では先行して追いつかれず勝ち切った試合は3つ、それ以外の4つは逆転勝ち、または先行後に追いつかれ、追加点を奪った試合。

得点29、失点22

暫定ではありますが、得点数失点数は共にリーグ3位。得点は順位を下げる可能性はありますが逆に失点はリーグ最少になる可能性が高い。

とまぁデータだけではなかなから見えづらいこともありますが、選手にとって、そしてクラブにとっても充実したリーグ戦となりました。

この年代に限らず、サッカー選手として成長していく上で『拮抗した試合』を経験することは非常に重要であって、振り返ってみるとどの試合もどちらに転ぶか、いやどちらに転んでもおかしくないようなゲームばかりで、当たり前ですが簡単な試合は一つもなかったと感じています。

1部リーグでの戦いは今年で3年目になりますが、神奈川県の最高峰のリーグで切磋琢磨できるこの環境はやはり大切

結果が全てではない育成年代ですが、結果を出さなければこのリーグで戦うことができない訳で、今の大学1年生が3部から2部に昇格させ、高校3年生が2部から1部に昇格し、その後も降格するピンチを乗り越え、この場にいられるのであって。
試合をしながら選手たちの成長を感じる度、この環境を作ってくれたOBたちへの感謝を感じずにはいられません。

あらためて映像を見返しながら振り返ると分岐点になったのは中断前の第10節7/23のエスペランサSCさん戦の0-1の敗戦。
さらに言えばこのエスペランサSC戦の敗戦は3連敗目で、この敗戦により目標としていたリーグ優勝の可能性が早々に消え、着地点の軌道修正を図る必要性が生まれた試合となりました。

この年代で最も伸びる時期でもある夏休み前に修正箇所が明確になり、中断明けに向けて具体的に何を選手たちに求め、どんなことを獲得し、チームとしての方向性を具体的に示すプランニングを組み強化合宿で映像ミーティング、ディスカッション、積み上げ、落とし込み、オフ明けに成果に対するチャレンジを繰り返し、精神的な成長も含めて個々の引き出しが増え、『自信を掴んだ』ことが夏休み後の彼らのパフォーマンスアップに繋がったと思っています。
 
その『自信を掴む』ためには一度その『自信を壊す』作業が必要だと個人的には思っていて、エスペランサSC戦後にそれを話したような話していないような(笑)。

自信を持っていこう!といいますが、なんでもかんでも『自信もってチャレンジすれば夢は叶うよ』なんて簡単な話はなくて。
クラブユースも関東に行けず、リーグでも目標に届かず、ここにきて

自分たちの力を信じよう!

みたいに美化しても何も変わない。

何をもって『自信を壊す』かは様々ですが、我々が起こした行動は『自分たちの力不足を認める』ことと『責任を持つこと』でした。

『君たちの力なんてそんなもん』であることをはっきり伝え、神奈川で強豪と呼ばれるレベルに達していないという『自分たち力不足を認めた』上で、じゃあこれからどうするの?から夏をスタートした訳で。

『自分たちの力不足を認める』ために自己分析シートを作成し、自主練習による課題メニューを提出し、合宿から夏期間に自主練の時間を意図的に作り出し、課題と向き合う取り組みを実施しました。

となるとさすが中学生。

自分の好きな練習をし出すようになったので、いやいや今はそれじゃないよねって話もしつつ(笑)


好きな事は誰でも頑張れる
苦手な事に向き合い取り組むことで人としても成長する
by黒田監督(青森山田高校監督)


投げっぱなしとはいかず、自主的に行動を促しながらも1歩下がった目線で見守りながら時には修正をかけ、時には放置してを繰り返してみまして。

次第に苦手な足の練習をしたり、自らフィジカルで追い込んだりする光景が見られるようになりました。

ここ最近また減ってきたな(笑)


そして『責任を持たせる』こと。
今までも責任持って一人一人チームの勝利のために取り組んではいたけれど、それを表に出してる選手は少なかった。いわゆる味方を鼓舞するような『発信』はほとんどなかった。

選手たちには自分に責任を持ち、それを言葉に出し、発信するように要求しました。
人に厳しく言うということは自分もやらなくてはいけない。

すなわち自分にもプレッシャーをかけろと。

例えばセットプレー。
自分のマークに責任を持つことは当たり前であって、仲間に対しても『絶対やらすな!』と熱量込めて人に伝えることで必然と自分も絶対やられてはいけなくなり、とにかくそれを発信しろと。

人に要求しないということはある意味自分にも責任を負わなくて済む。
そっちの方が楽だし当たり障りなくできる。
そこを変えようと

人に厳しく言って自分にもプレッシャーかけろ

そんな空気を求めました。


コロナの影響で夏休みの終盤のスケジューリングの変更があったのは誤算でしたが、結果11節から以降の6試合を4勝2分けの負けなしの結果を残すことができたのは、上記の成果を踏まえた上で、彼らが目の前の強豪相手にチャレンジし、1戦1戦成長していったことが結果に反映されましたと思っています。

その背景には『自分の力不足を認め』、そこと向き合い『責任』を自分に負わせ、仲間に発信するようになった。

もちろん初めからそれができていればまた違った結果が生まれていたかも知れませんが、初めから要求していたらここまでの伸び代には繋がってこなかったような気がします。

あの3連敗があったから、クラブユースの敗戦があったから、自らの力不足を認識するこの上ない屈辱や絶望、失意と喪失感を突き付けられたからこそ。

足りない部分に目を向けて努力することでより勝ちへの欲がチーム内で高まり、イージーで無責任なプレーが許されない空気が生まれた。

ディテールにも目が行き届く様になり、ピッチ外でもそれぞれが責任ある行動が出始め、それを発信できるグループになった。
高円宮杯の全国大会に出場するSCH.FCさん相手にも3-0で力勝ちするほど、彼らのポテンシャルと可能性を垣間見えるまで成長した。
何かを成し得たわけではありませんし、セカンドのリーグ戦含めて彼らの活動はこれから先も続いていく訳ですが、もしこのタイミングでインタビューで『この学年はどんなチームか』と問われたら、僕はきっとこう答えるでしょう。


『ミスチルは2番の歌詞に伝えたいメッセージを込められてる。そんなチームです』


と。 

解釈はお任せします笑


FC川崎CHAMPの皆様、ありがとうございました。
保護者の皆様、応援ありがとうございます。

石川貢

~NEW~ 最終更新 2021.11.17
【熱い何か】
2021.11.13 神奈川県3部リーグ第7節
vs FCグラシア相模原
2-2
中島爽 (横須賀シーガルズFC)
山本大智 (マリノスPr追浜)
 
本当に勝ちたい気持ちやゴールへの熱い気持ちには、測り知れない力があると感じさせられた試合になりました。
 
目的であるゴールへ向かってプレーするわけですが、ゴールまでの道のりは必然的に向かえればいいのですが、そう上手くはいかない事もあります。
でも、今日は上手くいなかったとしても「熱い何か」によってボールを回収したり、ゴールを引き寄せることができたと思います。
 
「熱い何か」を大切にして最後まで「熱く」戦っていきましょう。
 
1人でも多くの人を惹きつけてられるように。1点でも多くのゴールを引き寄せられるように。
 
ちなみに私は寒いより暑い派で。
冬よりも夏派です。
でも猫舌なので熱い食べ物は苦手です。笑
 
対戦していただきました、FCグラシア相模原さん、ありがとうございました。
応援していただきました、保護者の皆様、ありがとうございました。
 
鈴木丞

~NEW~ 最終更新 2021.11.09
【何をどう捉えるか】
2021.11.07 神奈川県3部リーグ第5節
vs リーベルプントFC
2-2
藤安諒 (夏山SC)
須田海成 (マリノスPr追浜)
 
神奈川県リーグも第5節を迎え、昇格へ向けて緊迫感のある試合を毎試合経験させてもらっております。
この経験は選手達の成長にとってとても前向きに働き、きっとこの試合を機にまた選手達は大きく成長してくれると感じた試合になりました。
 
多くのチャンスを迎えることができましたが、ゴールが遠く最後に追いつかれてしまう
という展開になってしまいました。
 
シュートをたくさん外してしまった選手もいるでしょう。
それに対して「もっとシュート練習をしろ!」と言うのは簡単です。
 
しかし、我々はこの問題をチームの問題として捉え、改善していかなければなりません。
チャンスをゴールに繋げるためにチームとして考えていきましょう。
 
もちろん、シュート練習も必要ですけどね。笑
 
試合後の彼らの表情からは悔しさが溢れていました。
そんな彼らを見て次はきっとやってくれると確信することができました。
 
対戦していただきました リーベルプントFCさん、ありがとうございました。
応援していただきました、保護者の皆様、ありがとうございました。
 
鈴木丞

~NEW~ 最終更新 2021.11.05
【リーフ祭り】
2021.10.30 セカンド県リーグ第3節
vs 横浜ミラオーネ
0-2

2021.10.31 セカンド県リーグ第4節
vs 港北FC
4-3 
中島爽(横須賀シーガルズFC) 
桑原快斗(アローズSC)
久保光(横須賀シーガルズFC)
馬場令央芽(長井ウィングス)

2021.10.31 トップ県リーグ第15節
vs 大豆戸FCJY
0-0 
中島爽(横須賀シーガルズFC) 
桑原快斗(アローズSC)
久保光(横須賀シーガルズFC)
馬場令央芽(長井ウィングス)

2021.11.3 セカンド県リーグ第5節
vs 座間FC
3-0 
藤安諒(夏山SC)
小俣心臣(六浦毎日SS)
中島爽(横須賀シーガルズFC) 

2021.11.3 トップTRM
vs Fスタジオ

10/31(日)に奇跡的に朝の9時から夜21時までリーフスタジアムの抽選が当選し、この日はU15セカンド県リーグ、U13関東リーグ、U15トップ県リーグ、U14トレーニングマッチとその間に各抱き合わせのリーグ戦の運営などと、14時間くらいリーフスタジアムに滞在し、まさかのリーフ祭りとなりました(笑)。
同じ景色を見過ぎたのか、終わる頃には目がチカチカし、自家用車でリーフに向かったにもかかわらず、チーム車で事務所に戻ってしまい、荷物の整理などを終え、自宅に戻ろうとしたら車が無く、3分程記憶を戻すのに時間を要してしまい、焦りまくった石川です。


ありがたいことにコメントがまとめきれないくらいの試合を実践でき、何を書こうかいまだに整理がつかないのですが(笑)
この時期のサッカー界は昇格、残留、降格、辞任、解任、引退と目まぐるしいほど多くの事象が絶え間なく混在する時期ではありますが、やはりJリーグ優勝の栄冠を勝ち取った川崎フロンターレを見ると日々アップデートしながらも、軸のブレないチーム作りと指揮官のゆるぎないサッカーへの想い、そして選手との信頼関係が栄光を掴む上で重要であり。

その上で小林悠選手のコメントが個人的にとても印象的で
 
「リーグが再開するときに監督が『こういう(コロナ禍の)ときだからこそ、自分たちで日本サッカーを引っ張っていこう、自分たちで元気、勇気を出してみんなに喜んでもらえるようなサッカーをしよう』と言ってくれた。これでみんな(の心に)もう1回、火がついたところがありました」
 
鬼木監督のようにサッカー界を引っ張っていこうなんてことはとても言えませんが、公式戦の観戦が緩和され、31日のリーフでの試合を観に来てくれる保護者や関係者に対して似たような感情を抱いてました。

 
無観客試合が続く中で、選手たちからは元気をもらえる試合をたくさん与えてもらい(そうでない試合もありましたが(笑))、早く保護者をはじめ、多くの方々にその姿を観てもらいたかった想いがずっと抱いており。

子どもたちの試合を本当に楽しみにしていて、我慢をし続けてきたと思います。
 
期待に応えられたかどうかはわかりませんが、この日ピッチから観覧席を観て少しずつ日常に近づき、何とも言えない感情と感動を目がチカチカする中で感じていました(笑)
 

子どもたちが必死で好きな事に打ち込み、ボールを追いかけている姿を観て、
 
また仕事頑張ろう!
家事や育児を頑張ろう!
私も何か夢中になる事を見つけよう!
 
と少しでも思ってくれるようになればと。
シーガルズの試合を観て多くの方々の勇気と感動を与え、明日の活力になってくれればと。
 
試合の内容には一切触れていませんが、とにかく選手たちは頑張ってます(笑)。

ちなみに車を置いてきた件を、6歳になる長男に話をしたら

『笑えるね』
と苦笑いをさせられました。


対戦いただいたクラブの皆様、ありがとうございました。
保護者の皆様、応援ありがとうございます。

~NEW~ 最終更新 2021.10.28
 
【笑顔の勝利】
2021.10.23 トップ県リーグ第14節
vs SCH.FC
3-0
関本結樹(横須賀シーガルズFC)
オウンゴール
横山波音(六浦少年)
約1ヶ月振りの県リーグ。
9月に再開した3連戦では見事に勝ち点9をゲットし、降格ラインから脱出し、4位まで順位を上げ、残り3節を挑む形。
高円宮杯敗戦から1週間。
目標としていた関東出場を逃し、悔しい想いを経験した後のリーグ戦。
どこか似ている。
クラブユースの敗戦。
そこからチームとして気が落ち…
たわけじゃありませんが(笑)、次第に連敗を重ね、どこか歯車が合わず、振り返ればチームとして結果が出ない時間が続きました。
そこから約5ヶ月。
相手は今季首位を走り続ける強豪SCH.FCさん。
クラブユース全国大会に出場し、予選リーグを突破し堂々のベスト32。
名実ともに間違いなく神奈川トップの相手。
クラブコンセプトとして掲げる『リバウンドメンタリティー』が試される一戦となりましたが、勝ち点3以上の何かを大きなインパクトを得ることができたゲームとなりました。
この日得点を挙げた2選手は夏前まではセカンドチーム。
前途に挙げたクラブユースもピッチに立つことができず、悔しい想いを持っていたもののそれを内に秘めていた選手たちでした。
今か今かと待ちわびていましたが(笑)。
もともと持っているポテンシャルやパーソナリティーは高かったですが、怪我の影響もあってピッチに立ってもどこか表現力や発信力または実行力が乏しく、もどかしい時間を過ごしていました。
ここにきてグンと伸びてきている選手は彼らだけではありませんが、この年代特有の『爆発成長期』へと移行し、その理由は外側から得られる事よりも、内側の部分が大きいと感じています。
我々は様々な関わりを持ちながら選手の成長する上で手助けはしていますが、それを力に変え、表に出すのは自分次第。
結局のところ自分と向き合い、己を見つめ、己を知り、心のベクトルを自分に向けた者が前進する。
彼らだけでなく、高円宮の敗戦から自己と本気で向き合って挑んだ彼らの成長を見ることができた日となりました。
勝つことは簡単ではない。
苦しみを経験した彼らが一番理解している。
そしてその中で得た時の喜びも。
試合後の彼らの笑顔が物語っていますね。
良い事があってこその笑顔じゃなくて
笑顔でいりゃ良い事あると思えたら
それが良い事の序章です
by Mr.Children
PADDLE
次も笑顔で。
対戦いただいたSCH.FCの皆様、ありがとうございました。
保護者の皆様、応援ありがとうございます。

~NEW~ 最終更新 2021.10.21

【ナガレカワ】
2021.10.16 高円宮杯準決勝
vs FCヴィアージャ
0-1

残念ながら目標としていた関東大会出場の切符を掴むことができませんでした。
『関東』と言う舞台に立てなかったことよりも、日々試合を重ねていくことで得た彼らの『成長した姿』を強豪ひしめく関東レベル相手に挑めなかった悔しさが残りました。

それくらいここ数ヶ月の彼らの成長スピードは素晴らしいものでした。

それが私の指導者としての、いや人生の楽しみでもありました。

細かい所に目を配れば、この日の試合の中でもその成長は垣間見え、自陣入口から相手出口までの2/3までの構築、制圧、破壊までは試合を通して満足いくものであり、その中で生まれる被カウンターへの対応、リスクマネジメント、時間のコントロールは9月から再開した公式戦の中でもベストに近いパフォーマンスだった。 

この日は無観客試合となりましたが、多くの方々に観てもらいたかったと思える内容でした。

ただただゴールが遠かった。

映像で見直しても、ボール支配率、シュート数、枠内シュート数、CK数、パス成功率といったいわゆるスタッツと言われるものでは数値上では上回っていたようでしたが、帰りのマイクロバスの運転中にふとあの名作の名言が舞い降りてきました。


一つ教えといてやるぜ
バスケットは算数じゃねぇ
by流川楓


流川先生に教えられた感じがします(笑)

やはり最後は理屈や理論ではないというのを改めて学ばされた日でした。

FCヴィアージャさんのゴール前の粘り強さと『対ヒト』『対ボール』への執着心は素晴らしかった。 

それ以上のものを打ち出すのか。
それともそれを逆手に取るのか。


彼らの今後の引き出しが増えたところで

リーグ戦残り
トップ3試合
セカンド7試合

まだまだ成長できるし、まだまだサッカーを楽しめる。 

その前にシュート2万本ですね(笑)。

高円宮杯はここで終焉となりましたが、大会を通して運営や会場管理などに尽力を尽くしていただいた関係者の方々には心から感謝申し上げます。
コロナ禍の中、多くの方々のご協力のおかげで選手と共に熱く痺れる試合を経験することができました。
この場を借りてお礼を申し上げます。

対戦いただいたFCヴィアージャの皆様、ありがとうございました。
保護者の皆様、応援ありがとうございます。

~NEW~ 最終更新 2021.10.14
【勝ち方】

2021.10.10 高円宮杯4回戦
vs 鵠沼中学校
4-1
比奈地晃弘(ESFORCO F.C.)
土山玄貴(マリノスPr追浜)
丸茂晴翔(マリノスPr追浜)

2週連続での箱根会場となった高円宮杯4回戦。
相手は神奈川の中体連の強豪鵠沼中学校さん。
2年前には全国大会にも出場し、神奈川を代表する学校。

相手のスタッフには私のマリノスジュニアユース時代の後輩もいて、これまで何度か交流をさせていただいていました。

4-1と言うスコアの中では常に先行していたゲーム展開でしたが、最後まで緊張感ある緊迫したゲームとなりました。

個人的にトーナメントで次に進む上では『勝つこと』と同様に『勝ち方』が特に大切であると感じていて、この日は最後まで気を引き締める内容になったのも、相手の鵠沼中学校さんの個々のファイトする姿勢とアグレッシブに闘ってくる迫力とインテンシティがあったからこそ。
終了のホイッスルが鳴るまでピリッとしたゲームになり、終了と同時に次戦に繋がる好ゲームになったと率直に感じさせてくれた鵠沼中学校さんには心から感謝します。

我々クラブチーム以上にコロナ禍で思ったような活動ができていない中で、我々が想像もできないくらいの活動することの難しさと困難を経たことでしょうし、多くの意見もあったはず。
この大会に出場すること自体の難しさもあって、その中で先生たちの選手たちにサッカーを与えるべき環境づくりとその努力、選手たちのこの大会にかける想いがある訳で。

その熱が伝わった試合となりました。

次のステージに進むことができた我々は初戦の瀬谷インターナショナルさんも含めて、敗退した選手や関係者たちの想いも背負って闘わなければいけない。
週末に準決勝と決勝。

この場に立ちたくても立てない人たちが大勢いる。

連戦できるありがたみと喜びを持って闘い抜きましょう。

そして多くの選手が出場し、プレーできたことにも『良い勝ち方』へと繋がりました。

いざ全員で関東へ。

鵠沼中学校の皆様、ありがとうございました。
保護者の皆様、応援ありがとうございます。


~NEW~ 最終更新 2021.9.30
 
【黒たまご】
2021.10.02 高円宮杯3回戦
vs 瀬谷インターナショナル
1-0
土山玄貴(マリノスPr追浜)
2021.10.03 セカンド県リーグ第2節 

vs クラブテアトロB
3-0
大谷佳嵩(六浦少年)
山岡陸翔(マリノスPr追浜)
柳田唯馳(マリノスPr追浜
 
3年間の集大成である高円宮杯が始まりました。
第1シードの恩恵を受けてこのタイミングが初戦となりましたが、トーナメント初戦の難しさを体感した日となりました。
リーグ戦ではトップ、セカンド共に結果・内容とも上向きですがやはりトーナメントとリーグ戦では別物…

と考えないで臨むことが初戦のテーマでありましたが、

いやいや強ければどっちも変わらんし
力あるチームはそんな言い訳はしない

くらいの感覚でいましたが、スポンサー付きの代表ユニフォームを身に纏うと、選手たちにとってはやはり別物だったのでしょう(笑)。

そして場所は箱根というファーサイド。
横須賀から箱根
文字通り神奈川の端から端で、小学2年生の娘からは

『箱根?黒たまご買ってきて、寿命が10年伸びるから』

と言われる始末で。

7年だし、とツッコめる余裕も大涌谷寄る余裕も全くなく、むしろ寿命が縮まる試合展開でしたが(笑)
後半ロスタイムに値千金となるゴールを決め、4回戦に進むことができました。

決めた選手の個人技は素晴らしいものでしたが、チームとして最後まであきらめない姿勢と自分たちの力を信じ切るメンタリティー、そしてトップセカンド共に試合をオーガナイズしながら取り組んだ成果を発揮しながら勝ち切る勝負強さから生まれたもの。

ここはリーグ戦から通じるものかと。

翌日のセカンド県リーグでも随所に表れていたと思います。
様々な感情を持ってピッチに立ったであろう彼らからはリーグ戦の結果だけでなく、もっと高いところに目標を見据えているように見え、良い意味での安心感と安堵感を得ることができました。

そして制限付きではありますが、観戦が緩和され、保護者の皆様の応援が選手たちの力に伝わったこと。

応援される力という偉大さ、そして悔しさを力に変えるリバウンドメンタリティー、勝負ごとに真剣に取り組む日常、この年代における成長曲線の可能性の高さをまた学ばせていただきました。

経験が力に変える。

この両日の経験もまた彼らの栄養素となって成長に繋がることでしょう。

次戦もまさかの箱根開催ですが、先週と違いは箱根に向かうのが待ち遠しいということ。

そろそろ紅葉シーズンになるし(笑)。

キレイな風景と彼らのプレーが楽しみです。

◯茂くんと◯藤(ハ)くんは酔い止め薬をしっかり持参しておいて下さい(笑)。

対戦いただきましたクラブの皆様、ありがとうございました。
保護者の皆様、応援ありがとうございます。

~NEW~ 最終更新 2021.9.30
 
【日常がモノを言う】
2021.09.25 TRM
vs 横浜FC
2021.09.26 セカンド県リーグ第1節 
 
vs VIDAいさまSC
2-1
藤安諒(夏山SC)
中島爽(横須賀シーガルズFC)
 
先週に引き続き、充実した週末を過ごすことができました。
まずは25日(土)横浜FCさん。
本来はこの日に高円宮杯初戦を迎える予定でしたが、会場を提供していたリーフスタジアムがコロナの影響で使用不可となり、翌週に延期となったため、初戦に向けて高いレベルの相手を探していた矢先、高すぎる相手が見つかってしましました(笑)。
しかもこの日はU15だけでなく、U14、U13と全てのカテゴリーでお手合せいただき、選手だけでなくスタッフにとっても貴重な経験を積むことができました。
彼らとの差。
そして我々の現在地。
当たり前のことを当たり前にやるレベルの高さ。
突き刺さる刺激を受けながらそれをパワーに代えるきっかけを与えてくれた横浜FCさんには感謝しかありません。
そして翌日のセカンドメンバーによる県リーグ。
1stステージを見事優勝し、3部リーグの挑戦となった2ndステージ。
素晴らしい内容で開幕戦を好スタートすることができました。
主導権を握りながらもチャンスをなかなか決めきれない時間が続きましたが、常にゲームをオーガナイズしながら勝負所でゴールを挙げ、勝ち点3を奪うことができました。
登録上、私はベンチに入れず、GKコーチと一緒にピッチ外から観戦することになりましたが、今のトップチームのリーグ戦の好調をそのまま反映するかのような高パフォーマンスで、それぞれのベストを発揮してくれました。
日々のトレーニングでは切磋琢磨しながら競争し合い、日常からライバル心を持って取り組む要求はU13の頃から求められていて、この学年は特に紅白戦でもセカンドチームがトップチームを食ってしまうケースが多い。
この日1ゴール1アシストを挙げた選手からは、
昨日の横浜FC戦や日頃のトレーニングやトレーニングマッチで高いレベルでやれている分、落ち着いて戦うことができました
と、話してくれました。
誰が出てもチーム力が落ちることなく高円宮杯に臨むことができる。 
観戦後に今のチーム状態を素直に感じとることができました。
さぁ高円宮です。
チーム状態は万全でも、おいおい先週までの調子はどうしたんだい、好きな子にでもフラれてたか?
と驚愕するほどパフォーマンスが動転する多感な難しい年代ですが(笑)
とにかく自信を持って臨むことができそうです。
失恋しなければ笑笑
観戦ありにならないかなぁ
対戦いただきましたクラブの皆様、ありがとうございました。
保護者の皆様、応援ありがとうございます。

~NEW~ 最終更新 2021.9.25
【準備が全て】

2021.09.19 トップ県リーグ第13節 
vs FC HORTENCIA
4-0
丸茂晴翔(マリノスPr追浜)
比奈地晃弘 (ESFORCOF.C.)
森元寿(アローズSC)
オウンゴール

2021.0920 TRM
vs 逗葉高校

2021.0923 TRM
vs クラブテアトロ

この情勢の中、多くの実戦を組むことができています。
リーフスタジアムの使用ができない状況下、そして会場確保が困難な中、多くの方々のご協力のおかげで日々選手たちが成長できる環境をいただき感謝しかありません。

トップチームの県リーグは夏休み後の中断明け3試合を3連勝と言う形で終えることができました。
この3連戦を勝ち点9を得て高円宮杯に望んでいくと言うチームとして掲げた一つのmissionを成し遂げ、順位も暫定ながら4位まで浮上。
神奈川のトップのリーグ、簡単な試合は一つもないことは重々承知の上でしたが、終わってみれば実際その通りとなり、試合を振り返ってみても勝ち点が3にも、そして0になる可能性は十分にあったかと。

あの得点があったから、あそこで失点しなかったから、あのセカンドボールが前に転がすことができたから…
この年代ならではの一つのプレーがその日の試合の展開を変えてしまう、と言った事象が多々起き、そこで我々の優位に進む時間が長かったことがこの3連勝に繋がったことと思います。
ただしそれは運でもツキでもなく、我々の取り組みの努力や日々の積み重ねから生まれてくるもの。


その成果が少しずつ反映されてきたようです。
そしてもう一つの大きな要因は試合に向けての最良の準備ができたこと。

これに尽きる。

後期は2周目の相手。
相手の中心選手、ビルドアップの特徴、攻守のオーガナイズ、利き足の配置…
前期の映像を振り返る作業と次節に向けてのプランニングを組む時間は火曜日までに終わらせて、テスト期間なとで揃わないような週は、編集した映像と簡単なゲームプランをまとめたものをグループLINEで共有しました。

便利な世の中になりました(笑)


もちろん全ての情報通り事は進みませんが、前期よりもその把握はしやすく、それに対してのトレーニングの構築も変化してくる。


もちろん相手を意識するあまり、自分たちのスタイルやコンセプトを薄れてしまうことだけは絶対にしたくないので、その辺のバランスは特に注意をして選手たちにインフォメーションしていきましたが。

選手たちはうまくその辺りを消化し、アラートな状況から背けることなく、自分自身と向き合い取り組んでくれました。
そのご褒美なのではないかと感じています。
それは県リーグに戦ったメンバーだけでないのは、翌日の逗葉高校さん、23日のテアトロさんとのゲームを見て感じ取ることができました

試合に出場している選手たちが成長しているわけではなく、チーム全体として積み上がりが確認できたことは高円宮杯に向けてポジティブな要素。


そしてセカンドチームとして参加している3部リーグが26日に開幕します。


ここでまた彼らの経験値が成長に繋がり、翌週の高円宮杯に向けてチーム内で熾烈な競走が生まれ、チームとしてさらにレベルアップすることでしょう。 

彼らにとっての集大成がいよいよ始まります。
楽しみましょう。

せめて保護者だけでも観戦可能にならないものだろうか…

対戦いただきましたクラブの皆様、ありがとうございました。
保護者の皆様、応援ありがとうございます。

石川貢

~NEW~ 最終更新 2021.9.15
【魂】
 
2021.09.11 トップ県リーグ第12節 
vs 湘南ベルマーレEAST
3-2
丸茂晴翔3(マリノスPr追浜)
 
ゴール前のトレーニングでは得点を競い合う中で、ゴールのポイントと合わせて、守備側の身体を張って防いだプレーには得点同様にポイントを付けるようにしています。
 
『魂(タマシイ)っ!』
 
というネーミングをつけていますが、単純に盛り上がることが理由の一つですが、得点を取ったプレーと同じ価値があると言うメッセージも込められてます。
最後の最後で身を投げ出したり、やられたと思っても最後まであきらめずに身体を張ること。
それはクラブとしても掲げるコンセプトでもあり、日常から習慣化していくために取り組んでるものでもあります。
『魂っ!』
結構盛り上がります(笑)
ただ魂をアピールし過ぎて、無駄にスライディングばかりする選手には
『ノー魂っ!』 
と容赦なく蹴散らします(笑)
さて先週に続いてトップの県リーグ。
難しいゲームでしたが勝ち点3を奪い、リーグ戦連勝することができました。
開始30秒で失点し、その1分後に追いつき、後半開始2分で逆転、さらに残り5分で同点にされ、終了間際にゴールを奪い勝ち越すという劇的な勝利となりました。 
思えば前期はこういった試合を勝ちきれなかったり、逆の立場のようにギリギリで勝ち点を得られない結果を過ごしていました。
そう考えると彼らの成長と最後まであきらめない姿勢、勝利への執着心を間近で感じることができました。
ロスタイムのゴールはGKのバックパスを30m近くチェイシングし、スライディングでボールを奪いゴール。
その前のシーンでも相手シュートが無人のゴールに入る寸前で決死のクリアでピンチを凌いだシーンもありました。
まさに『魂』が込められたシーガルズを象徴するプレーだったと思います。
後期のリーグ戦は、ピリピリとした緊張感や緊迫感が満載で、相手も負けたくない気持ちや気迫は肌で感じていて、簡単なゲームは一つもなく、そんなゲームの中でこそ技術やメンタルやチーム力がら試されて、そしてそこに彼らや指導者の成長もあって。
神奈川のトップのリーグで戦う醍醐味でもあります。
一つだけ残念なのはこの日のようなゲームを多くの方々に見てもらえない事。
生で聞く声、音、匂い、空気、臨場感。
配信では得られないものがたくさんあり、現地に訪れることで保護者間の対話や道中の家族間の会話があったり。
何より親御さんからすれば、自身の子どもたちの成長を本当に間近で見られる環境が失われているというのは何事にも言えないもどかしさがあります。
なんとか早く取り戻したい。
難しい状況の中、多くの方々の協力があってリーグ戦を戦うことができています。 
活動すらままならない人たちを間近で見ている分、試合ができること自体に感謝をしなければいけないと日々感じています。
ただこの『魂』あるゲームを多くの方に見てもらいたい。
切に思いました。 
 
我々にできることは勝っても負けてもその試合で得られた経験を選手たちの成長に繋げていくこと。
そして次の試合に向けて最善の準備をすること。
なんてことない作業が
この世界を回り回って
何処の誰かも知らない人の
笑い声を作っていく
『彩り』
by Mr.Children
対戦いただきました湘南ベルマーレEASTの皆様、ありがとうございました!
 
石川貢

~NEW~ 最終更新 2021.9.8
【メラゾーマ】
2021.09.05 トップ県リーグ第11節 
vs 横浜FC戸塚
2-1 
丸茂晴翔(マリノスPr追浜)
森元寿(アローズSC
 
久しぶりの公式戦。
相手は前期1-2で敗戦した神奈川県屈指の強豪、横浜FC戸塚さん。
この日に向けてあるものを準備した中で臨んだゲームとなりました。
正確に言うと高円宮杯に向けての取り組み、幅を広げる選択肢として。
さらに言えばこの日よりももっと前に取り組んでました(笑)
 
そしてそれは使いませんでした(笑)
『使う』という言語が正しいかどうかわかりませんが、その日試合を通して準備してきたものは結果『使わない』判断をしました。
 
話は変わりますが子どもの頃、ドラゴンクエスト、通称『ドラクエ』というゲームにハマっていました。
仲間ともに冒険するロールプレイングゲームでしたが仲間に作戦を与えることができ、
 
ガンガンいこうぜ
いのちだいじに
じゅもんつかうな
じゅもんせつやく
いろいろやろうぜ
とかあって
ガンガンいこうぜに設定すると、スライム相手に容赦なくビアンカがメラゾーマ使ったりして友人たちから批判を受けたりしていました。
 
MPもったいねーよ
 
とか(笑)
 
話は戻りますが、文頭にあった準備してきたものを『使う』かどうかは試合展開や相手の出方、そして選手の表情を見て決断するつもりでした。
もしかしたら、気候、環境、コンディションも含めてのジャッジになるのかも知れないし、決してリードしていた試合だったから使わなかったとかそういうことでなく、メラゾーマがいくら強力だからと言って相手にとって脅威になるかどうかは別な話で合って。
 
ただ今回『使わない』判断をするのはそんなに難しいことではなかったのは、ゲームを進行していく上での選手の躍動する姿と手応えを感じた充実した表情、そしてそこに生まれた熱を感じ取ることができたから。
 
一応試合中にも数名に確認しましたが、通じ合った答えが返ってきて安心しました。
 
ここまでなかなか勝ちきれない試合が続いた県リーグ。
6つの黒星のうち5つが1点差による敗戦。
拮抗したゲームをものにすることができないもどかしさと勝ちきる苦悶、そしてサッカーの難しさを体感した時間を経験した分、この日2/3以上になった2-1の時間をゲームコントロールできたことに彼らの成長を感じました。
 
それは同時にメラゾーマと言う武器(引き出し)を準備できていることが少なからず影響があったかと。
 
ジュニアユース年代でイオナズンやバギクロスやベギラゴンなど全て取得するには不可能ですが、しっかりとした武器(引き出し)を獲得させ、いつ、どこで、何を出すべきか選べるような状態で翌年代から先へ送り出せればと思います。
 
まずはメラ、イオ、バギ、ギラから。
ホイミは必須。
 

個人的にはガンガンいこうぜが好きです。

 
田辺コーチはいろいろやろうぜだな(笑)
対戦いただきました横浜FC戸塚の皆様、ありがとうございました!
 
石川貢

【夏の終わりのハーモニー】

 

2021年の夏が終わろうとしています。
例年夏の予定は、合宿のオーガナイズ、グランド調整、練習試合のマッチメイク、招待試合や大会遠征の取りまとめ、3年生で言えば高校の練習会やセレクションなどの進路やり取り、そしてオフ期間など、GW頃からプランニングし、今年度は7月頭にはバッチリとはまった内容で夏を迎え、9月以降のリーグ戦や高円宮杯へのチーム状態や選手の成長をある程度イメージできた状態で準備を進めて参りましたが。
世の中の情勢が少しずつ変化し、それに伴い、変更、変更、変更と(笑)
はまったスケジュールが一ヵ月後には見る影もないものと変わってしまいました。
7月の合宿後に
『夏はやっぱりこうでないとな!』
と2年振りに感じたあの充実感はやはり『夏休み』の特権であって、昨年経験させてあげれなかった時間を今年こそは!
と力んでいたわけで
それは選手たちにとってはサッカーだけに限らず、多感な中学生の『夏休み』の多くの体験ができないのはやっぱり悲しいもの。
私も子どもの頃は夏と言えばサッカーの思い出がほとんどですが、お祭りや花火大会、海やプールや友達の家に泊まりに行くこともこの年代で楽しい思い出でしたね。
ビーチボーイズのような青春も描いた時期もあり、ショートカットの女性に憧れた時期もありました(笑)
何気に楽しみにしていたのは学校のプール解放となぜかめちゃくちゃ冷たくて上手い麦茶を出してくれる友人宅(笑)
あとラジオ体操のスタンプ。
今の時代の子どもたちはまた違った楽しみがあるとは思いますが、この年代のこの季節だからこそ経験できる楽しみも、またこの地域だからこそできる遊びもあり、そしてサッカーだからできる経験もあって、そこにそれぞれの成長もあって。
夏らしい楽しみ、音楽、笑い、感動、恋愛、嫉妬、喜び、憂い、好奇心、興奮、集燥、驚愕、意欲。
多くの感情を抱きながら過ごした時間が思い出となり、共に過ごした仲間が一生の財産となる。
彼女と花火大会やお祭りにいく準備もしていたことでしょう(笑)
いろんな意味で7月の頭に描いていた夏とはいきませんでしたが、そんな中でも今あるベストを尽くす努力とサッカーができる喜びと感謝を大切にしながら、俺たちの夏休みは終了するわけであります。
もちろん学業が本文の彼らにとって、宿題の提出と休み明けのテストの準備をした中での新学期がスタートすることになりますが。
宿題と言えば、夏の最後に長女からなぜか宿題の答え合わせを頼まれ、どうやら最近は親が夏の宿題の答え合わせをして提出するそうで、いつからそんなシステムに!?と驚きましたが。
我々の時とは違うのはカキ氷がフワフワしているだけではないようで。
残り3人が小学生になった時を考えると恐ろしさをいまから感じてしまいます(汗)
9月から公式戦も開催され、高円宮杯も始まります。
残暑はまだまだ続きますが、空気、音、色、匂い、すでに少しずつ次の季節に移り変わってます。
彼らのシーガルズの活動も残り数ヶ月。
彼らにとって勝負の秋が始まります。
夏休み期間、試合をしていただいたチームの皆様、ありがとうございました!
応援していただいた保護者の皆様、ありがとうございました!

~NEW~ 最終更新 2021.7.28

 

【前に進むため】

2021.07.23 セカンド県リーグ第6節

vs E'XITO

1-0

鈴木涼真 (TADOなかよし)

 

今節の勝利により、前期の目標としていた4部リーグを優勝すると同時に後期の3部リーグへの昇格も決定致しました。

 

「3部リーグでは、どんな戦いが待っているのだろうか。」

 

選手達には不安や期待など様々な感情があると思います。

どんなことが起きるかなんて誰にもわからないことです。

 

ただ一つわかることはどんなことが待っていても、どんな壁が立ちはだかったとしても、その壁に全力で立ち向かうこと。

全力で立ち向かうことができれば、例え結果が出なかったとしても、何が悪かったのかを学び次に活かすことができます。

 

勉強にも同じことが言えて、テストに対して全力で立ち向かうことで、何が出来ていなかったのかを知ることができます。そして、その弱点を克服することで成長することができるのです。

 

これから起こることなど誰もわからない。

だからこそ、目の前にある壁を全力で乗り越えていきましょう。

 

対戦していただきました E'XITOさん、ありがとうございました。

応援していただきました、保護者の皆様、ありがとうございました。

 

鈴木 丞


~NEW~ 最終更新 2021.7.23
【セレソンとは何ぞや】
2021.07.17
TRM

vs 前橋FC

 

2021.07.18
TRM

vs 市川GUNNERS

 

選手時代に川崎フロンターレと試合をし、あるブラジル人選手と対戦しました。

キープの仕方、ドリブルの仕掛けるタイミング、スピード、貪欲性、ゴールへの迫力、味方への要求、日本人と対峙している感覚とは全てが違い、相手にしながら『いやこれどうやって止めるの?』と試合中に心が折れ、何も通用しないままハットトリックを食らった記憶がいまも鮮明に残ってます。

 

彼の名前はフッキ。

当時18歳。

 

フロンターレ時代にまだ世に知られていない存在でしたが後にブラジル代表まで駆け上がった選手でした。

 

 

大学を卒業してプロサッカー選手を目指して静岡FCという東海リーグに所属しているクラブに入団。

 

そんな静岡FCの目標はJFL昇格、Jリーグ昇格。

 

ということで毎週水曜日または木曜日にJクラブとのトレーニングマッチをガンガン入れられ、マイクロバスに揺られながら、多くの強豪と対峙する時間がありました。
フッキ選手以外にも多くの優れたプロ選手達と対峙し、その度通用しない自分と目指すべき目標の高さと今の自分の現在地に悩み続ける日々を過ごしていました。
なぜシーズン中にも関わらずミッドウィークに自分たちよりもレベルの高い相手と組むのか。

当時の監督は東海リーグで勝つのは当たり前。

俺たちが目指すのはもっと上。

と口癖のように言っていましたが、要は目線を下げるな、上には上がいる、という事。

 

リーグで勝つのは当然。

同じレベル相手に通用するプレーをし続けても仕方がない。

大きな目標はそんなに簡単に叶うものじゃない。

日々そんな話をしてくれました。

 

さて長い前置きになりましたが、この週末彼らが経験した相手は『現時点』で自分たちよりも力が上の相手。

 

両者ともクラブユースで関東大会に出場し、土曜日の相手には世代別代表選手もいました。

 

 

彼らとの差は何なのか?

 

百聞は一見にしかず

 

体感する事で感じる。

 

いや体感しないと感じられないものがある。

 

 

トレーニングマッチは基本的に自分たちより上のレベルと組んでいるようにしていますが、理由はそこにある。

 

目線を下げるな、上には上がいる。

 

フッキ選手は規格外過ぎましたが、自分たち以上のレベルの相手と日々戦っていると週末のリーグで余裕が自然と生まれ、力をコントロールでき、やれる事が増える。

 

自分に何が足りないのか。

彼らとの違いは一体何なのか。

通用するには何が必要なのか?

 

そうするとJ選手たちにも少しずつ通用することが増えてくるものでした。

 

頭で理屈で覚えたものより、身体で心で記憶したものの方が忘れることはない。

 

 

土日にかけて群馬から千葉と、灼熱の中ハードに取り組んだ経験値は彼らの血となり骨なったはず。
土曜日よりも日曜日の方がハイパフォーマンスであったことが何よりの証拠で、その成長スピードはこの年代は特有なもの。
何を経験させるか。
何を考えさせるか。
何を心に刺し込めるか。
近くにあってがんばらくても手の届く所に物があればがんばらない
ちょっと遠く、がんばらないと手が届かない所にあるからがんばる。
この土日の経験が今後の成長の礎となる事でしょう。
ちなみに2年後にヴェルディに移籍したフッキ選手と再戦した時は更にパワーアップしてより歯が立たなかったのを記憶してます。
だってシュートが見えないんだもん。
ありえないくらい筋肉ムッキムキなんだもん。
あまり遠すぎるもの良くないかも知れません…
 
対戦いただきましたチームの皆様、ありがとうございました!
 
石川貢

【安室か広末か】

2021.07.10 
県リーグ
vs JFC FUTURO
2-3 芦川伶磨2(馬堀FCルンデ)
TRM

vs YSCC

 

 

監督という立場でチームを10年近く率いていますが、チームがいい時、悪い時、勝ち続けている時、そうでない時、バロメーターが上がってる時、落ちている時。

 

多くの経験をさせてもらっていますが、選手が成長できる環境、学べる状態、学ばなければいけない状況作りや刺激は、どんな時でも与えなければ指導者として失格だと思っていますが、いい時だから成長できて、悪い時だから伸び悩んでるという図式でもない。

 

ただだいたい当てはまるのが、文頭の対比の後者の場合は、確実に決め切れるチャンスを幾度も外したり、なんてことないセットプレーやアディショナルタイムに失点をしたり、1年に1度あるかないかのスーパーゴールを決められたり。

 

逆に前者の場合は、その試合1度しかないチャンスを決め切れたり、アディショナルタイムのゴールが多かったり、まさかのスーパーゴールが生まれたり、ビッグセーブや相手がビッグチャンスを外してくれたり、時にはジャッジや天候も味方になったり。

 

これも経験上、チーム状態が後者だからと言って個々の選手の伸び代を見ると全く伸び悩んでいると言うわけでもなく。

 

この辺りがこの年代を預かる難しさでもあり、楽しさでもあり、選手からそしてサッカーから学ばさせてもらってますが。

 

 

もう一つあるのは、やはりうまくいっていない時は試合もトレーニングもリズムやテンポにクエスチョンマークがつくケースが非常に多い。

どこかしっくりこなかったり、サッカーとは別のストレスや問題が起きたり、不必要なアクシデントが生じたり。

 

 

そのためのスイッチの変化は日々入れ替えようと試みていますが…

 

この後期初戦を迎えるにあたり、登録ウィンドウが開いたことにより、数名のメンバーの入れ替える作業を試みました。

 

クラブではU13リーグ同様、U15リーグでも2チームエントリーし、この年代で勝つことと同じくらい重要な試合経験を与える目的として『トップ・セカンド』と区分けしていますが、序列の差なんてほとんどないに等しく、際紅白戦でもセカンドがトップを倒すことも稀にあり、いやむしろそっちの方が多く、力があるからトップにいて力が足りないからセカンドというわけでもなく。

 

文頭のチーム状態と言うより観点から言えば全てが悪い状態かと言えばそうでもない。

 

県リーグ後に行われたセカンドチームのトレーニングマッチが物語るように。

 

 

個を見てみると当然ながらそれぞれの特徴や良さがあり、また課題や未熟さもあり、悩みや苦悩もあり、どちらが優れてるとか劣っているとかの評価基準で決められるものでもなく。

 

トップとセカンドは時には縦関係にもなれば横関係にもなり、

 

 

GLAYかラルクか

反町隆史か竹野内豊か

ルーズソックスかハイソックスか

 

そんな関係です笑

 
7/23(金)にそれぞれ県リーグが入り、そこから夏休みスタート。
俺たちのビーチボーイズが始まります。
 
対戦いただきましたチームの皆様、ありがとうございました!
 
石川貢

 

 


 

 

【見つめ直す時間と現実】
2021.07.04 TRM

vs 田口FA

 

雨天の影響により大幅にスケジュールが変わった週末となりました

 

我々も県リーグが中止になり、日曜日は小田原まで行ってまさかの中止と、神奈川を横断ドライブした形となってしましました。

 

 

幸いこのような天候でもクラブユース関東大会にも出場した相手とトレーニングマッチができたことは非常にありがたく、強豪相手とのマッチメイクならではの課題が出たゲームとなりました。

 

神奈川を代表した各クラブが関東大会で続々と早々に敗退していく結果を見ると、勝ち残っているクラブへの期待と全国への切符を掴み取ってほしいと心から応援したい気持ちと同時に、獲得すらできなかった我々に対して大きな危機感を抱き、この日のパフォーマンスを見るとあらためて関東に挑戦できるレベルにいないと実感したゲームとなりました。
そしてそれは彼ら自身が身を持って感じたはず。
悔しさも悲しみも虚しさも絶望も失望も。
もう忘れたのかと。
どこを目指し、何を得たいのかと。
もう一度見つめ直す時間と現実と向き合う必要がある。
自分たちの意志はどこにあるのか。
その意志はどの程度なのか。
今週のトレーニングの中のミーティングで少し時間をもらい、正直な今の自分の気持ちを話しました。
どこまで彼らに伝わったのか、または話した方が良かったのかどうかは正直わかりません。
ただ彼らには理解してもらいたかったのは
自分で自分の限界を決めるなという事。
話している自分自身にも言い聞かせていますが、
自分で決めた道に対して強く固い意志を持ち続け、その道を突き進む確固たる信念がいまのチームには必要なのではないかと。
この年代は伸び代しかない。
そのチャンスは意外と身近なところにある。
足元をごらんよ
きっと転がってるさ
by Mr.Children
#名もなき詩
俺たちはまだまだ好きなサッカーができる。
 
対戦いただきました田口FAの皆様、ありがとうございました!
 
石川貢

【悔しさの熱】
 
2021.06.26 トップ県リーグ第8節 
vs FC川崎CHAMP
2-3
土山玄貴(マリノスPr追浜)
長谷川陸(文庫FC)
 

2021.6.27 TRM

vs 湘南工科高校

 

様々な感情の変化に苛まれ、週末を過ごすことになりましたが(笑)。
 
まずは土曜日の県リーグ前期最終節。
前節勝利したこともあり、この日の結果によって順位に大きな変動が生じること、後期においての心理的状況、目標到達の可能性など具体的な数字を伝えた上で臨んだゲームとなりました。
 
クラブユースも含めて紆余曲折あった前期シーズンを振り返ってみても、この日の彼らの勝利への意思と欲望は間違いなくベストであり、あえて上記の内容を伝えた上での効果ははっきりと良い方向に現れていたと自信を持って言える一戦でありました。
間違いなく今あるベストを尽くしていたと思っています。
 
その中で結果が出なかった。
 
持ってる力を出せずに負けた訳ではなく、出し切って負けた。
 
ということは実力不足を認めざるを得ない。
 
繰り返しになりますが、この日の彼らの結果を出す上での最善を尽くていました。
奪った2つのゴールは両者とも素晴らしく、日々のトレーニングの賜物であり、プランニングしていた形と意思の疎通が結びついたものとなりました。
2度の追う展開の中でもあきらめずゴールに向かう姿勢は彼らのストロングポイントの一つでもあり、チームとして一体感が生まれた時間でした。
 
守備に関してもミスがらみの2失点を喫しましたが、高い集中力と粘り強く守る忍耐力、そして時間と共に相手の特徴に対応しながら改善する力、修正力など多くの成長を感じ取ることができました。
 
では相手との差は何だったのか?
 
それは至って単純なものであり、フットボールにおいて最も重要なもの。
そこの差は残念ながら2つ3つ相手に上回られており、それはW-UPからすでに感じ取ることができました。
 
ただ悔しかったで終わるにはもったいない。
その頭が沸騰するくらいの悔しさがあるのならば、それはどこからくるのか。
何が理由なのか。
悔しい気持ちは翌朝50になり、夕方になると20になり、次の練習を迎えるころにはほぼほぼ0に近い。
 
彼らの成長に期待はしていますが、いまある現状を、自分たちの立ち位置を、そして責任を刻まないと同じことが起きると。
 
この試合の重要性を一番に感じ、実体験した彼らがどこまで感じた事かどうかは分かりませんが、悔しさの熱が冷めないうちに厳しい口調で伝える必要がありました。
 
翌日の湘南工科さんとのトレーニングマッチではセカンドチームで躍動している選手たち、怪我からコンディションを戻してきた選手たち、数名U14選手から引き揚げた選手たち、多くの成長する姿を垣間見ることができました。
 
もちろんリーグ戦メンバーもその危機感と奮起する姿を早速見せてくれました。
 
全員とは言えませんが…。

練習試合ではでき、公式戦でできない。
スタメンだと意欲的、サブだと無気力。
トップだとやる、セカンドだとやらない。
 
これも課題の一つ。
 
思えば相手の湘南工科さんで出場していたOB選手も昨年の前期まではセカンドチーム登録。
悔しさと経験を積んで夏明けの高円宮杯ではスタメンに返り咲き、代表決定戦で値千金のゴールを決める活躍を見せてくれたのを思い出します。
 
この日も彼らしく伸び伸びとしたプレーを見せてくれ、たくさんの決定機を外してくれました(笑)。
まだまだシーガルズへの愛着が残っているのでしょう(笑)。
もう一人の左利きの小さなテクニシャンは相変わらず上手くてニコニコしてかわいかったです(笑)。
 
OBの元気で頑張ってる姿を見るのは嬉しいですね。
 
セカンドは県リーグは残り2節、勝てば3部昇格。
トップは今週から早速後期突入。
 
夏の始まりとメンバー入れ替えの登録ウィンドウが開くこの時期、また彼らにとって新たな刺激と成長できるきっかけが訪れます。
 
『努力すれば報われる?そうじゃないだろ。報われるまで努力するんだ』
byリオネル・メッシ
 
 
対戦いただきましたチームの皆様、ありがとうございました!
 
石川貢

【たくさんプレーする】

2021.06.19 トップ県リーグ第7節 
vs FC HORTENCIA 
2-0
鈴木駿太(TADOなかよしSC)
長谷川陸(文庫FC)

2021.6.20 TRM

vs マリノス追浜


公式戦において約2か月ぶりの勝利となりました。
クラブユースの敗戦からどこか歯車が合わない状況が続き、日々のトレーニングから改善するための作業を繰り返し意識してきましたが結果と言う目に見える事象に反映されない時間が続きました。

前回のリーグ戦から3週間空き、この年代にとって特に重要なテスト期間も入ったこともあり、よりシンプルにサッカーの根底と向き合う時間に費やしました。

サッカーはゴールと相手がいて、攻撃する方向が決まっているスポーツ。

この期間のトレーニングでは『ゴール』があって『攻撃方向が決定』している設定、すなわちサッカーにおいて必要な要素のみ特化した内容を取り組んでいきました。

ゴールを目指す、ボールを奪う、ゴールを守る。
どう目指すか、どう奪うかはできるだけ簡潔に、とにかくプレーする時間を長くし、失敗も成功もたくさんさせたかった。

失敗も成功もたくさんさせたいということは、たくさんプレーするということ。

当たり前ですが(笑)


私自身もこの中断期間にJFA主催のある研修に参加させていただき、指導者としての資質、育成年代を預かる責任、選手以上に学び続けることの大切さを肌で感じることができ、多くの優秀な指導者の方々との交流から、多くの刺激と自分自信と向き合う時間を経験させてもらいました。 

Quick simple to the point

苦手な横文字ですが(笑)
とにかくチームにとっても選手たちにとっても喉から手が出る程欲しかった勝ち点3を奪うことができ、順位も暫定ながら4位まで浮上することができました。

前期トップチームは残り最終節を残すのみ。

自分たちの目線と基準を上げる作業は翌日のマリノス追浜さんとのトレーニングマッチで身をもって体感できた。

満足できる理由なんて一つもない。


勘違いと自己満足が成長を止める


次も勝ち点3を目指しましょう。


対戦いただきましたチームの皆様、ありがとうございました!

石川貢

【目標と過程】

 

2021.06.19 セカンド県リーグ第5節

vs VIENTO

17-0

小俣心臣2 (六浦毎日SS)

久保光3 (横須賀シーガルズFC)

辻口匠人  (TADOなかよし)

中島爽4 (横須賀シーガルズFC)

鈴木涼真3 (TADOなかよし)

大谷佳嵩 (六浦少年)

若林周祐 (六浦毎日SS)

横山波音2 (六浦少年)

 

多くの方のご協力により、U15前期もこの試合を含め、残り3節となりました。

それと同時に優勝争いも佳境を迎え、1戦も落とせない、緊迫した試合環境を与えてもらっている事に充実感と感謝をしております。

 

セカンドチームが発足してから優勝をし、昇格する事を目標にして戦ってきました。

しかし、彼らにとっての本当の目標は、優勝でも、昇格でもなく、トップチームに上がり、試合に出場する事。

優勝や昇格というのは、目標ではなく、あくまで目標に辿り着くまでの『過程』だという事を忘れてはいけません。

 

本当にそのプレーがトップチームで出場した時に通用するのか。

本当にその行動がトップチームである人の行動なのか。

 

目標はトップチームであり、基準は常にトップチームに合わせておきましょう。

 

チャンスはいつ来るかわかりません。

平等に来るとも限りません。

そのチャンスがいつ来ても良いように普段からそのチャンスを逃さないように普段から準備しておく事が大切です。

 

残り2試合しっかりと勝ち切れるよう頑張っていきましょう。

 

対戦していただきました VIENTOさん、ありがとうございました。

 

鈴木丞


【前向きに】

2021.06.13 セカンド県リーグ第4節

vs AFC茅ヶ崎

4-0

小俣心臣 (六浦毎日SS)

久保光 (横須賀シーガルズFC)

辻口匠人  (TADOなかよし)

中島爽 (横須賀シーガルズFC)

 

何事も前向きに一生懸命取り組むことの大切さを感じることのできる試合となりました。

誰だってミスをするし、誰もが失敗をしたことがあるはずです。

ミスや失敗をしたあと大切なのは、その次の行動であり、凹んでいる暇などありません。

そのミスや失敗に対して前向きに捉え、次どうするかを考え、行動に移すことが肝心なのです。

 

今日の彼らはミスや失敗をした後に何事もなかったかのような表情でボールを奪い返したり、その失敗を解決していました。

それに対して周りの選手達も前向きな声かけをして、全員が自信を持ってプレー出来ていたと思います。

 

もちろん、ミスや失敗をしないためには練習あるのみですが、ミスや失敗をした後というのは、しないための準備と同等に大切にしてほしいと思います。

 

対戦していただきました AFC茅ヶ崎さん、ありがとうございました。

 

 

鈴木 丞


【地図】

2021.6.12-13 TRM

vs 川和高校、湘南学院、鵠沼中学校

 

土曜日は、川和高校さんと湘南学院さんとTRMをさせていただきました。

やはり、高校生の迫力というのは見ている時以上に感じるもので、フィジカルやスピード、技術以外にも様々なものが自分たちのプレッシャーとして感じたと思います。

自分に余裕がなくなってしまうと、誰でも目標を見失い、いつも通りのプレーができなくなってしまうものだと思います。

 

そこで、いつも持っていて欲しいものは「地図」です。それは、ゴールへの道しるべが書いてあるもので、ここから攻めて、ここからシュートを打つとか細かなことはなくて良くて、大まかな全体像が描かれていればいいのです。

そして、この地図を11人全員が持っていれば、目標であるゴールを見失うことはありません。ゴールが分かっているのならそこに向かって、どうやっていくかを考えるだけです。

 

日曜日には、鵠沼中学校さんとTRMをさせていただき、全員が大まかな絵が描かれた地図を持つことができ、ゴールを目指せていたと思います。

これからは、その地図の数を増やし、どの相手でも使える地図を全員で作り、共有していきましょう。

 

最後にこのような情勢の中、週末に充実したTRMをさせていただきありがとうございました。

 

対戦していただきました、川和高校さん、湘南学院さん、鵠沼中学校さんありがとうございました。

 

鈴木 丞


【現状打破】
2021.06.05 TRM
vs VITTORIUS FC
 
久しぶりの県外TRM。

相手は当クラブ主催ジェッツリーグにも参加いただき、深くご交流させていただいている千葉県の強豪クラブVITTORIUS FCさん。

個々の能力に優れている相手に後手を踏む立ち上がりでしたが、徐々に対応しながら自分たちのストロングポイントを発揮するシーンが見られました。

リーグ戦が少しの間中断期間、またテスト期間に入り、平日練習はなかなか全員が揃わない中で、だからこそ多くのチャレンジとチャンスを作り出せる貴重なTRMでした。

ただどんな環境であっても勝負にこだわる姿勢を失うことは決して許されない。

チームの勝敗はもちろん、自分自身の置かれている状況を理解し、同じポジションの選手に負けない、スタメンを勝ち取る、チャンスを掴むといった自分自信と向き合いながら様々な勝負に挑んでいく姿勢を求めていたわけで。


中学生特有の自意識と客観的事実のギャップに悩む年代、心身ともに内向的になりがちな時期を過ごす子が多く、日々個の主張や主体性を引き出すための取り組みを心がけていますが、いわゆる思春期と言われるこの年代をより外向的に自己主張を発揮できるように、スポーツだから、サッカーだからこそ引き出していけると日々考える時間が、サッカー的時間、いわゆる戦術や論理以上に長いわけで(笑)

何が言いたいかと言うと、もっとアピールしてくれと(笑)

先日サッカーオリンピック代表の強化試合ガーナ戦が行われ、スコアが離れた後半から観戦しましたが、結果内容どうこうよりもとにかく選手たちの結果を出すための表現力が凄まじいなと。

18人と言うメンバー入りを果たすために、同じポジションのライバルよりも結果を出すために。
とりわけ前線の選手たちの自分を見てくれ感がテレビを通して痛烈に感じ、勝敗なんてどうでもよいからとにかく選んでもらうためのプレー。

いや選んでもらうではなく選ばせるんだと。

そのためには誰もが納得する目に見える結果を出すことが絶対条件。
18人の中にオーバーエイジが3名、GK2名となるとフィールドプレイヤーの枠は13人。
この年代のトップクラスの精鋭たちがその僅かな枠を凌ぎを削りながら闘う。

解説していた兄もその選手たちの気持ちが痛いほどよく分かっていたはずですが、選手以上に
その親御さんやご家族は緊張と不安の中、試合を観戦したことでしょう。

思えば兄がアテネ五輪に選出された際も、2010年W杯に落選した際も、親は本人以上に不安を抱え発表を待っていたはずですし、私も何とも言えない感情を持ちながら発表を待っていたのを思い出します。


話はそれましたが何が言いたいかと言うと、もっとアピールしてくれと(笑)  


このレベルになるとチャンスなんて平等にない。
時間が短い、ポジションが違う、システムがやりずらい、組み合わせがなんて言う選手は土俵に立てない。

与えられたチャンスを自分で掴めるかどうか。
不器用でもぎこちなくても不細工でも構わない。


現状を打破しよう。


対戦いただきましたVITTORIUSさん 、ありがとうございました!

石川貢

【自己プロデュース能力】
2021.05.29 セカンド県リーグ第3節 
vs SEISA OSA
4-1 オウンゴール、辻口匠人2(TADOなかよしSC)、大谷佳嵩(六浦少年)
2021.05.29 トップ県リーグ第6節 
vs 横浜FC戸塚
1-2 森安南翔(FC明浜)
2021.05.30 TRM
vs 桐蔭学園 
多くの刺激と苦難と苦境を経験した5月の最終週にふさわしい濃い内容の週末となりました。
まずはセカンドチームのリーグ戦。
開幕から2連勝と着実に勝ち点を積み上げている中のゲームでしたが、彼らの個々の躍動感と言いますか、活気あるエネルギッシュなプレーが結果や内容以上に充実したものになりました。
攻守において自分たちからアクションを起こし、それぞれの特徴を活かしながらゴールに向かう姿勢と奪われた後のトランジションスピード、ゴールを奪ったシーンもその良さが発揮された形でした。
ボールを握れる時間が増えてきた中でどこでスイッチを入れるか、ボールを保持しながらテンポアップなど、課題もまだまだありますが、上に上がってやろう、ここで満足しないといった気概と自信を持ってプレーできたゲームだったと思います。
 
 
その同日に実施されたトップチームのリーグ戦。
今の自分たちの置かれている状況を理解していない訳ではないはずでしたが、相手の出方に対する対応、心構え、失点後のメンタルコントロールなど、結果以上に個々のセルフコントロールの課題が大きい内容だったと思います。
どこかうまくいっていないことに対して自分自身向き合えず、少しのミスやエラーで自信を無くしているような消極的なプレーをしてしまう。
先日指導者講習会でU17日本代表の森山佳郎氏の講義をオンラインで受講し、その中でこの年代で成長することの一つに『自己プロデュース能力』という要素を挙げられていました。
自分をプロデュースする。
自分が成長する上でどんなことをしたらいいか、何が課題でどんなトレーニングをすべきか、何を求められていて、どんなもの何を食べ、どのくらい睡眠して、何を観るのか。
いま本当にスマホを見る時なのか、その行動で本当に成長できるのか、その時間は本当に必要なのか。
自分がいまより輝けるためにどんなことをしたら良いのか。
代表クラスレベルともなると高いレベルの環境の中、自分を表現できるようにならないといけない。
当然壁にぶつかりうまくいかないこともある。
1回目でその経験をして、2回目呼んだ時に見違えるように変わった選手とちっとも変っていない選手がいる。
そこからグングン伸びて上に行くような選手は当然前者であって、過度な期待と周りからもちやほやされるような選手は次第に消えていき、逆にその年代で代表に入れていないような選手たちが反骨心や気概を持って取り組み、将来逆転する。
中村俊輔、本田圭佑、長友佑都、伊東純也、遠藤航…
彼らに共通するのは、自分を客観視し、強みだけでなく、足りない要素と向き合い自分の理想に近づくための行動がとれる。
そして自分に自信が持てる。
最終的に選ばれる人になる。 
どこかいまの我々の状況に似ているなと感じたので、選手たちにも話をしました。
代表だから、Jクラブだから、環境が違うから、才能がどうだとかそんなのは関係ない。
結局は自分を磨けるのは自分自身でしかなく、周囲の人間はそのきっかけを与えるに過ぎない。
常に謙虚で向上心を持ち、努力を続けた者だけが成長し続ける。
『才能とは情熱を持続させる能力の事』
by宮崎駿
私にとっても大きな刺激を受け、彼らに負けない努力と情熱を持って日々成長できるよう『自己プロデュース』し、行動しようと思えた5月の最後の週末になりました。
日曜日に行われた桐蔭学園とのTRMはメンバーの入れ替えなど含めて刺激と張合いを垣間見ることができ、公式戦が少し空くこの期間、TRMの活用性を存分に活かしながら選手の成長をサポートしていきたいと思います。
 
対戦いただきましたチームの皆様、ありがとうございました!
石川貢

【やるやつはやる、やらないやつはやらない】

2021.05.22 トップ県リーグ第5節 
vs エスペランサSC
1-4 オウンゴール
セカンドTRM
vs FC HORTENCIA
トップ、セカンド共にリーグ戦が再開する予定が、セカンドチームのリーグ戦が対戦相手の都合により延期になり、トップのみの実施でしたがHORTENCIAさんが急遽トレーニングマッチを組んでいただきました。
翌日に高校チームとのTRMが中止になってしまったことは残念でしたが、急な変更下の中、まずはほとんどの選手たちが1試合分の出場時間を得ることができ、会場を準備していただきTRMの機会を与えてくれたHORTENCIAさんに感謝。
 
クラブユースの敗退から1週間。
 
一つの大きな目標を絶たれた後にこそ、nextゲームでチームの本質が見える。
オフ明けのスタートのトレーニングのミーティングからそう伝え、1週間準備をして臨んだ約1ヶ月振りのリーグ戦でしたが目指していたものとは違った結果、そして内容となりました。
彼らにとってこの日の試合がどんな位置付けになるか、前期残り4試合のポイント数によってどんな未来が待っているか、屈辱とも言えるあの敗戦から何を学び、どう向き合い、どう行動するのか。
誰もが理解していたはずですが、個々でその感じ方や温度に差があったと言うことは認めざるを得ない。
そんな風に感じた日となりました。
互いの価値観を大切にし、できるだけ意見や考えを否定せず、相手の気持ちを尊重し、なるべく悪いところではなく良いところをみんなで見つけてポジティブに全員が前向きになるような…
と言った時代ですが、それだけでは絶対に成長しない。
時には思ったことは言わなければいけないし、意思をはっきりとぶつけないといけない。。
相手の出方を気にして顔色伺っているだけでは何も伝わらないし、本心で本音でぶつかることで、いやぶつからないとわからないこともある。
空気が悪くなることもあっていいと思うし、ダメなものはダメなんだとお互い強く指摘し合うことも絶対必要。
もちろん誰かのせいとか何かのせいとかではなく。
そんな環境下の中、仮にチームの輪が一旦崩れていったとしても、違った方向に進んだとしても、思っていることを口にしないよりかは全然良いし、そこはまだまだ中学生。
エラーや停滞面があってもいいし、それを経て成長していく一面もあっても良いと思う訳で。
何が言いたいかと言えばもっと感情を吐き出そう。
それぞれが感じていることがあるはず。
何か雰囲気や空気感を気にしてみんなが気を使ってしまう。
不器用でも何でもいいから言葉に出して、吐き出して、ぶつかればいい。
『勝ちたい』と言う強烈な感情が同じであればそこに遠慮や躊躇はなし。
今週のトレーニングでそこの変化に期待してましたがまだまだ。
もっともっと感情的に情熱的に欲望を剥き出しに。
いつの時代だってやるやつはやる
やらないやつはやらない
BY矢沢永吉
公式戦3連敗。
さぁどうする?
やるやつになるかやらないやつになるか。
対戦いただきましたエスペランサSCさん、ありがとうございました!
石川貢

【自分達の立ち位置】
2021.05.16 クラブユース関東決定戦
vsAC等々力
0-3

残念ながら目標としていたクラブユース関東大会出場は叶いませんでした。
選手たちは勝利に向けて全力を出し尽くしてくれたと思います。

スタメン、サブ関係なく一体感を持って取り組み、今のチームのベストを出してくれ、現状できる最高準備もしてきました。

それでいて届かなかったのはやはり単純に力不足。

まだまだ関東に行くレベルのチーム力ではないという事。

神奈川で12チームも関東にいけるチャンスを得られることが出来なかったら今の自分の立ち位置を理解する必要がある。

『切り替える』と言う言葉がある中で、しっかりと『結果を受け入れて切り替える』ことが重要。

でないと同じような結果にしかならない。

リーグ戦同様、勝っても負けても次の試合に向けて最善の準備をするだけ。
これで終わりでないし、ここから始まりでもない。
積み重ねていく作業は変わらない。
今週末もトップセカンド共にリーグ戦があります。 

セカンドは残り5試合全て勝利で昇格。 

トップは現在2位。
前期残り4試合で高円宮杯の関東大会出場権を得られる前期1位を目指して。

悔しさを忘れずにやっていこう。


対戦いただきましたAC等々力さん、ありがとうございました!
石川貢

【朝のリレー】

 
カムチャッカの若者が
きりんの夢を見ているとき
メキシコの娘は
朝もやの中でバスを待っている
 
出だしのフレーズのインパクトが強いのか、中学時代の国語の教科書に出てきた『朝のリレー』をふと思い出しました。
 
この年代を指導していると自分が中学生だった時の心境を思い出し、サッカーに対してどう向き合っていたか、当時のコーチの方々にどんなアドバイスをもらったかなど考える時間があります。
 
また学校生活や友人、親との関わり、当時どんな授業をどんな先生から受けていたか思い出したりもします。
 
5/11に私が誕生日を迎え、30代ラストイヤーを迎えることになりましたが、翌日の5/12は兄の誕生日。
1歳違いの兄とはこの5/11が1年の間で唯一同じ歳になる日。
昔から『この日だけタメ語で良いよ』と兄に言われてきましたが、この中学年代は兄と追浜グランドまで通い、送り迎えを一切しないという両親の教育スタイルの中、疲れている帰路を、カーペンターズを聞きながら二人で通ったのをまた思い出します。
『未成年』というドラマが放送されている時期だけは足早に帰宅していましたね。
ちょうど兄の身長を越えたのもこのくらいの時期だったな(笑)
 
前置きが長くなりましたが、9日の日曜日に三浦学苑さんとトレーニングマッチを行いました。
 
この日は5日のクラブユース5回戦のテアトロ戦に勝てば準々決勝の予定の日。
 
敗戦した際に16日に敗者復活戦があるのは決まっていたのですが、当然勝つつもりの準備と予定を組んでいたので、この日にトレーニングマッチを組むことは難しいと思っていました。
 
負けた場合は16日に向けてトレーニングマッチを組むことは困難諦めていました。
 
そんな矢先に三浦学苑さんがお相手していただけると言うことで、我々にとって非常にありがたいゲームを組むことができました。
 
思えばここのところ公式戦が続いていて、トレーニングマッチ自体が久々で、トップ・セカンドとして分かれて活動することが多かった中、敗者復活戦に向けて、みっちり2試合分、そしてシミレーションを含めて貴重なゲームをしていただきました。
 
もちろんクラブユースで勝ち進むことで他にない経験を積むことができますが、トレーニングマッチだからこそチャンスを掴もうとする意識ある選手たちの躍動する姿を見る事ができ、これもまた貴重な時間となりました。
試合に出ることで成長する選手もいれば、
試合に出られない悔しさを爆発させ、成長する選手もいる。
冒頭の詩の国語の授業で習ったのは『対句』と言うものだった気がしますが、一見違った体験をしていますが、実は成長する上ではどちらの経験も必要で、大切なのはその時に自分に起こる出来事に対して真摯に向き合い、プラスに変える考え方を持って行動できるか。
この日はそれぞれが違った心境の中迎えたトレーニングマッチをそれぞれの趣のまま成長の様子を感じることができました。
当時の自分が中学生だった時は彼らのようにはいかなかったでしょう(笑)
そして三浦学苑さんには多くのOB選手たちがお世話になっておりこの日も数名のたくましく成長した選手の姿を見ることができました。
高校生になると思春期から抜け出し、いろいろ話してくれるようになりますが、もういよいよ大人の対応になるので、子供騙しやいじりが通用しなくなるのが悲しいです(笑)
『未成年』を見なさい。
 
『人間の価値を測るメジャーはどこにもないってことさ』
by戸川博人(いしだ壱成)
とにかくクラブユース敗者復活戦に向けていい準備ができました。
朝のリレーは今も教科書に載ってるのかな?
三浦学苑さん、ありがとうございました! 
 
 
石川貢

【大正デモクラシー】

 

2021.05.03 クラブユース4回戦
vs 横浜ジュニオールSC
2-1 オウンゴール、中島成吾(横須賀シーガルズFC)

2021.05.05 クラブユース5回戦(関東代表決定戦)
vs クラブテアトロ
2-4 川井陸翔(三春SC)、森元寿(アローズSC)

先日財布を落としてしまい、ありとあらゆる場所を探しに探して見つからず、翌日になってマイクロバス内のティッシュ箱の下に隠れていたのが見つかった石川です。

いろいろな手続きをした後に…。
二俣川まで免許証再発行までしたのに...。
銀行、クレジットカードも全部停止したのに…。
妻に呆れられたのに…。

U13担当コーチに真似て、自分の体験談からスタートしたコメントですが(笑)


GW期間にクラブユースが行われました。
昨年度リーグ戦3位の第一シードの恩恵を受け、4回戦が初戦、2つ勝てば関東出場と、この年代ではあまり優位に働くことのないであろうレギュレーションの中、とにかく一発勝負のトーナメントが始まりました。

試合の結果は違うものになりましたが、どちらもトーナメントならではの硬さや緊張感が共通したことは違いなく、GW中での関東の切符掴むことはできませんでした。

ただ16日(日)に行われる敗者復活戦で勝利すれば関東出場が決まり、敗戦を受け入れた中ですでにそこに向けて全員が前に進んでいる状況にあります。
それを掴んだのも難しい初戦を勝利した彼らの成果でありますが。


2試合を通して、課題や反省がどこにあるのか、次に勝つために何が必要でどんなトレーニングをすべきか、どんな対策を準備するか。

いろいろと考え、何度も何度も映像を見返しましたが、探していたものは思っている以上に近くにあることに、文頭の経験から気付かされました。


私事ですが、自分でもびっくりするくらい物忘れが激しく、先日は2人の子どもを保育園に預ける際、2歳の次男の靴を探して探して探したあげく、自分の脇に挟んであったり、家の鍵を探している時、小2の娘から

『口にくわえてるよ』

と言われる始末ですが(笑)、妻や友人からは

『記憶力だけはいい』

とよく評されます。

『灯台もと暗し』とはよく言ったもので
要するに何か自分の身に試練や困難が立ちはだかった際の乗り越えるヒントは意外と身近に、そして単純な所に隠されているような気がします。

大学時代の恩師である風間八宏氏は

『いつだってサッカーは簡単』

と常々申していましたが、 選手たちにとっても立ち返る場所、原点がこのクラブにはあり、残りの時間にそこと向き合えるかどうか、そして選手、スタッフ共に同じ方向性を向いて突き進むことが重要であると考えます。


きれいなものは遠くに
あるから綺麗なの

『愛をこめて花束を』
by Superfly


ミスチル以外の例えだと上手く表現できませんが(笑)

悔い、無念、失望、屈辱、未熟さ

様々なものからあふれ出てくる悔しさは選手によって違いはあるものの、共通する、いやしなければならないのはそれを成長の材料とし、力に変えていくこと。


負けないで関東にいくか
1回負けて関東にいくか


後者の方が強くなれる


そう信じて

対戦いただきましたクラブの皆様、ありがとうございました!


石川貢

 

 

【左手はそえるだけ】 

2021.04.29 トップ県リーグ第4節 
vs JFC FUTURO 
4-1 丸茂晴翔4(マリノスPr追浜) 
扶コーチ『丸茂ハルトってどんな漢字?』 
丸茂『晴れるに翔ぶです!』 
私『晴れの日より雨の日の方が翔べるじゃん』 
森安『お!うまいですね!』 
森安に小馬鹿にされた感じで少しイラっとしましたが、雨の日の勝利を噛み締めてる帰りのバスの会話からスタートします(笑) 
(バス内はマスク着用徹底し距離を保って乗車してます)
前節の試合後に率直に感じた 
早く次の試合をしたい 
その想いになった気持ちはやはり適切であって、選手たちは見事に結果で応えてくれました。 
クラブユース前のデリケートな時期なので詳しい内容は控えていきますが、我々にとって昨年度になかった一つのストロングポイントが生まれ始めました。 

桜木君がこのチームにリバウンドとガッツを

宮城君がスピードと感性を

三井君は知性ととっておきの飛び道具を

流川君は爆発力と 勝利への意志を

赤木君と小暮君がずっと支えてきた土台の上に これだけのものが加わった
 
それが湘北だ。
 
安西先生があの激闘の山王戦で選手にかけた名言が脳裏に浮かび、試合を重ねるたびそれぞれの個性が融合し始め、チームとして築き上げてきたものに乗っかって、前に突き進んでいく。
そんな気持ちなった試合でした。 
帰りの道中の会話であのオープニング曲の映像でも有名な鎌倉高校前である選手にスラムダンクの話をしてもポカーンとしてましたが… 
選手『ドラえもんなら知ってますよ!』 
扶コーチ『ドラえもんに前向ける道具出してもらえば?』 
ポカーンとしてましたが(笑) 
134ルートにはあまり適さない内容の会話でしたが、選手とのコミニケーションはバッチリです(笑) 
さてリーグ戦はトップチーム2勝1分1敗で暫定2位、セカンドチームは2連勝で暫定首位で一旦中断。 
クラブユース突入です。 
セカンドチーム含めていい状態で望めるピョン。 
おそらく深津を知らない今のスマホ世代の選手たちですが、せっかくスラムダンクネタを取り入れたので最後は闘将赤木キャプテンの名言で締めくくりたいと思います。 
『いいからテーピングだ!』 
対戦いただきましたJFC FUTUROさん、ありがとうございました!  
石川貢

【切磋琢磨】

2021.04.24 トップ県リーグ第3節
vs 湘南ベルマーレEAST
1-1 土山玄貴(マリノスPr追浜)

拮抗した環境が選手を育てる。

2017年にU15A級ライセンスを受講した際に『ゲーム環境』と言う講義の中で頭に染みついてる言葉。

2-1(vs大豆戸FCJY)
0-1(vsSCH.FC)
1-1(vs湘南ベルマーレEAST)

開幕から3戦、神奈川県の1部リーグに相応しい力ある相手と毎試合拮抗した熱いゲームを経験させてもらっています。

そして日に日に成長する選手たちの姿が、その毎日が楽しくて仕方ありません。

この日の試合は立ち上がりからペースを握り先制し、シーガルズらしくアグレッシブに戦いながらも一瞬の隙を突かれ失点。

一見、勝ち点を逃す結果に見えますが、私にとっては非常にポジティブな見解で、試合終了のホイッスル後、率直に感じたことは

早く次の試合をしたい

浮ついてるわけでも自信がある訳でもない。
ただ早く彼らのプレーが見たい。
それだけ。

もちろん悔しさはありますがそんなに簡単に勝ち点を奪えないのがこのリーグ。

1部リーグに参戦して3年目になりますが、勝つための難しさ、ディティールのこだわりを毎年学ばさせてもらっています。

相手も必死だし、能力ある選手がひしめくこの環境でプレーできるありがたみを日々感じ、変わらないのは勝っても負けても次戦に向けて最高の準備をするだけ。
そしてこの拮抗した環境をトレーニングで作り出すこと。

この試合の前に行われたセカンドのゲームもGKコーチと共に観戦することができました。
  
開幕戦は映像で確認し、この日は時間の都合上、前半のみの観戦でしたが、トップがこれだけのパフォーマンスアップをしているのは間違いなくセカンドチームの躍動感からくるもの。

いやもはや『セカンド』と呼ぶには相応しくないほどの彼らのプレーや熱量。

『もたもたしてるなら食ってやろうか』

そううったえられているほどの試合、そしてトレーニングでも心に伝わるほど良い意味での競争を日々過ごすことができています。
さらに言えばこの学年はU13の頃からそんな環境で育ち、セカンドチームを4部から3部に昇格し、現在半分近くその時のメンバーがトップメンバーとして出場しています。

そしてこの日チーム最高のパフォーマンスを発揮し、素晴らしいゴラッソを決めた選手は2年生。
Jアカデミーから昇格できず、強い覚悟をもってシーガルズに入団し、このグループに割って入ってスタメンを勝ち取っている。

2年生と言えば関東参入を決めた学年。
まだまだポテンシャルを秘めたタレントがゴロゴロいます。

学年は関係ない。

拮抗した環境が選手を育てる。

まさに。

このような情勢の中、大会が行われていることに日々感謝です。
願わくば保護者含めて多くの方にこの日のような熱い試合をぜひ観てもらいたい。


今なら違う誰かの夢を通して
自分の夢も輝かせていけるんだ
#The song of prise   
by Mr.Children 


対戦いただきました湘南ベルマーレEASTさん、ありがとうございました! 

石川貢

【勝利への両輪】

2021.04.24 セカンド県リーグ第2節

vs FC OFFSIDE

3-1

田邊雄稔 (富岡SC)

中島爽 (横須賀シーガルズFC)

久保光 (横須賀シーガルズFC)

 

サッカーでは攻撃と守備のどちらかが良くてどちらかが悪くても成り立つものではありますが、そのバランスが悪ければ悪いほど勝利からは遠ざかってしまうわけでどちらも疎かにしてはいけないと思っています。

 

例えば、車のタイヤが右は大きくて、左は小さかったら目的地まで到達するのは容易ではないと思います。辿り着けたとしてもかなりの時間や手間がかかってしまうと思います。

 

タイヤがどちらも同じ大きさ、同じ形をしているからこそ、私たちを目的地までスムーズに運んでくれるのです。

 

サッカーも同様で勝利という到達地点に向かうためには攻撃も守備も同じように出来なければなりません。

どちらかを疎かにしてしまうと勝利への道筋は少しずつ塞がれてしまうでしょう。

 

勝利という目的地に向かうために両輪のタイヤを整備し、大きなタイヤにする努力をしていきましょう。

 

対戦していただきましたFC OFFSIDEさん、ありがとうございました。

 

鈴木丞


【県リーグ開幕】

 2021.04.18 セカンド県リーグ第1節

vs 平塚市立神田中学校

15-1

田邊雄稔5 (富岡SC)

中島爽3 (横須賀シーガルズFC)

日髙直哉3 (葉山JGK)

久保光2 (横須賀シーガルズFC)

佐藤佑樹 (夏山SC)

野村哲路 (六浦毎日SS)

 

待ちに待ったセカンド県リーグ開幕を迎えました。学年も上がり、今日の日まで様々な想いをしてきたでしょう。

 

トップとセカンドが分けられ、悔しい想いも多かったと思います。

しかし、選手たちからはそのような雰囲気や顔つきは見られず、全員が自分にベクトルを向け、トレーニングに励んでいました。

 

先週のマリノスしんよこさんとのトレーニングマッチや木曜日の紅白戦など彼らの良さが十分に発揮できた内容でした。

 

5月にはクラブユースも始まります。

そこに向けてのメンバー争いも熾烈を極めることは間違いないでしょう。

 

また今週も週末に県リーグが待っています。

最高の準備をして臨みましょう。

 

対戦していただきました平塚市立神田中学校さん、ありがとうございました。

 

鈴木丞


【何を教えないか】

2021.04.17 トップ県リーグ第2節
vs SCH.FC
0-1
『何から教えるかではなく、何を教えないか』
週末にある方との話の中で出てきたこのフレーズ。
考えれば考えるほど深い内容で、じわじわくる指導の奥深さを感じた週末となり、連勝を目指した県リーグは残念ながら勝ち点を得ることはできませんでした。
立ち上がりにセットプレーの流れから失点し、ゲームの入り方、セットプレーのディティールの甘さに課題が生まれましたが、追う展開が67分間変わらなかったことが次に向けて修正すべき課題であると感じてます。
よくフットボールを構築する上でピッチを3分割し、なんとかエリアと言う名称で区分けした考えがありますが、最終的にゴールを奪うゾーンへの進入までは開幕戦よりスムーズにいった印象です。
最後の局面で崩せなかった。
いや崩す必要があったのか。
当然ゴール前では相手の集中力も高まり、簡単には突破できません。
どこかそれを組織的に、能動的にかつ円滑に攻略しようとしていたかどうかはわかりませんが、難しく考えることにより、どこか彼らの頭が、そして身体が『崩す』を先行していた印象です。
要はぶっ壊せばええやん(笑)
数年前に関西に遠征に行った際、相手選手が、
『なんかこいつらわけわからん動きするけどどうすんねん?』
『よくわからんからとりあえずマンツーマンでやられなきゃええやろ』
的な会話をしていました。
当時は相手を困らせるとか混乱させるとか求めていてポジションチェンジを頻繁にするような攻撃をやっていた中で、関西ならではのこの会話がとても印象的でした。
この日もなかなか崩さない相手に対して、残り数分である選手が遠い位置からミドルシュートを放ちました。
相手GKの好セーブにより得点にはなりませんでしたが、この日一番の決定機であり、一番シンプルな攻撃の形でした。
現在ある曜日は攻撃に特化したトレーニングを実施しており、その担当コーチがよく、
『最終的にフィニッシュまで行けばいいんだから形なんてなんでも良い』
と話してくれてます。
そのための手段はもちろん伝えているので、何を選ぶかはその時の状況。
この日のような攻略が難しく感じる展開の答えは意外とシンプルだったり。
やられなきゃいいんだろ
決めりゃいいんだろ 
そういった図太いメンタリティを持つ選手がもっともっと出てきて欲しいですね。
教えすぎ与えすぎの環境からは出てこない。
『何から教えるかではなく、何を教えないか』
連勝とはいきませんでしたが、どんな結果になろうとも次の試合に向けて課題を修正し、成果を積み重ねていく作業は変わらない。
次も楽しみです。 
 
対戦いただきましたSCH.FCさん、ありがとうございました! 
石川貢

【やっぱり準備が全て】
2021.04.11 トップ県リーグ開幕戦 
vs大豆戸FC JY
2-1 
丸茂晴翔2(マリノスPr追浜)
待ちに待った県リーグ。
新型コロナウィルスの影響で開催時期が延期し、無観客、無見学といったいつものそれとは違う空気の中の開幕となりましたが、とにかく久しぶりの公式戦です。
緊張、不安、興奮、焦燥 、期待、欲望…
 
選手たちは様々な感情を抱いていた開幕戦になったと思いますが、あくまで16試合あるうちの1試合。
勝つためにベストを尽くすのはもちろん、勝ったからといって目標が達成するわけでもないし、負けても全てが終わる訳でもない。
 
ポイントは3か1か0にしかならない訳で、変わらないのは我々らしくアグレッシブに熱く、ハートでサッカーをすることを試合前にミーティングで伝えました。
 
試合を終えて率直に思った事は、『準備が全て』ということ。
 
それは私よりプレーした選手が一番感じたことではありますが、1もしくは0ポイントになりかねないゲームを3ポイントを獲得したのは運でも偶然でもなく、『最高の準備』した結果だと感じています。
 
それは試合に出た選手の準備だけではないということ。
この週のトレーニングでの紅白戦、1本目にスタメン組がサブ組に圧倒され敗戦。
サブ組の『そんなもたもたしてんなら食ってやる』オーラが半端なく、スタメン組の尻に火をつけ、さらに言えば前日行われたサブ組同士によるマリノスしんよこ戦の彼らのパフォーマンスとかける熱と意地は十分過ぎるほど伝わった。
そんな環境でのトレーニングだからこそ、常にレギュラー争いが熾烈化し、一つのワンプレーでも手を抜けない状況を彼らで生み出している。
『トレーニングが一番激しい環境』をクラブとして求めていますが、最上級生でもある彼らがこの空気を生んでいることが、下級生にも大きく影響を与え、常に切磋琢磨し手を抜けない環境を作り出しています。
火が付いた2本目ではスタメン組が巻き返し、その雰囲気がそのままこの試合に反映されました。
ということは、この日はやっぱり『チーム全員の勝利』。
ありきたりの言葉ですがトップもセカンドも関係なく、全員が勝つために最高の準備をしたことが今回の勝ち点3に繋がったと思います。
そしてこの試合は16試合のうちの1試合。
まだ何も成し得ていない。
次に向けてまた最高の準備を。
対戦いただきました大豆戸FCJYさん、ありがとうございました!
石川貢

【変わらないもの】
2021.04.10 TRM vsマリノスしんよこ

セカンドチームのトレーニングマッチ。

トップ、セカンドのメンバー分け後のゲーム。
あくまで現時点でのメンバー分けであって5月には登録ウィンドウが開き、当然クラブユースのメンバーが同じになる訳ではない。

当然のことながら日々の競争は続いていく訳で、トップだからといって満足している選手は置いていかれるし、数日、いや数時間、数分で序列が変わるもので、さらに言えば当然のことながらリーグ戦は2つのグループに分かれることになりますが、求めることに何も変わりはない。
 
積み重ねてきた成果を発揮すること。
目の前の相手に対して負けない強い意志を持つこと。

そしてそのプレッシャーを力に変えること。
メンタル的な話からスタートしたこの日ですが、彼らにとっては何も心配することなく、臆することなく闘うことができていました。

間違いなくチーム内では拮抗した競争環境か生まれていると確信。
少しでも気を抜くと追い抜かれる、トップだからといって満足したらすぐにポジションを奪われる。
堂々とした彼らの姿を見てその逞しさを感じた内容でした。

しかし相手は上手かった(笑)
この地域に『マリノス』というクラブがあるから我々は強くなれる。

ちなみに相手監督はシーガルズのOBであり、クラブ初(?)のJリーガーでありレジェンドであり、私の小さい頃からの憧れの先輩です。

本人は覚えていないと思いますが、小学生の頃、新聞に出ていてそのくり抜きを月曜日の朝礼で兄と一緒に見せに行き、
『恥ずかしいからやめろ』
と見上げた位置からすでに野太い声で言われたのを鮮明に覚えています(笑)

他学年含めて交流をさせていただいてます。
トップから1週間遅れて、来週のセカンドの開幕戦に向けてこの上ない経験をさせていただきました。
前に進む道を自分自身で切り開こう。

マリノスしんよこさん、ありがとうございました!

石川貢


【本当の意味でのコミニケーション】
2021.04.02-04.04  休暇村強化合宿
彼らにとって1年以上間が空いた宿泊活動となりました。
多くの方々の協力、理解、そして選手たちそれぞれが感染予防をした中でこの合宿が成立することができました。
当たり前じゃないこの環境に心から感謝し、それを行動で移そうと、初日の練習前に選手たちに伝えました。
行動とは何か。
成長した姿を見せること。
自分で評価するのではなく、人から一人の人間として見られたときに、心身ともに大きくなるという姿になろうと。
ピッチ内だけでなく、ピッチ外の行動も含めて。
最終日を迎えたころには大きく成長した姿を見せてくれ...
たかどうかは今後の活動次第ではありますが、私の素直な気持ちは
 
県リーグ、クラブユース開幕が待ち遠しい
そんな気分です(笑)
ピッチの上での取り組みやパフォーマンス、課題の修正と成果の積み上げ、合宿ならではのメンタル面、フィジカル面の向上はもちろんの事、今回の合宿で印象的だったのは、彼らの笑顔。
世界的異変が日本中にあっという間に拡大されてから1年余り。
その間の宿泊活動は全て無くなり、活動の制限の中に『オンライン』というコンテンツが多くの事象で活用され、その利便性に頼りながら我々も活動の幅やクラブとしての取り組み方にもポジティブな変化が生まれました。
しかしながら今回の合宿で選手たちの表情を見て、本当の意味の人と人のふれあうことの大切さを学びました。
 
数年前から食事後にスマートフォンを回収し、宿での彼らの『自由』に制限を付け加えましたが、インターネットを通さなくても多くのコミニケーションとふれあい、そして笑顔が育まれ、楽しそうに仲間と過ごす時間が本当に彼らにとって貴重な時間であることを強く感じました。
目標を達成する上で難しいことも不安なこともつらいことも、時にはぶつかることも意見が合わないことも失敗することもあり、その中で共にその難題から一緒になって向き合い、進んでいく。
結果が全てとされがちなこの世界ですが、やはりそこは育成年代。
もちろん結果からは背を向けませんが(笑)どんな経験をして、何を獲得して、多くのサッカーに触れて、そして良き仲間を財産にして次のステージへ向かわせるかが本当に重要なのだなと感じた3日間でした。
 
さあ県リーグ開幕です。
躍動感ある彼らのフットボールがいまから楽しみです。
このような情勢の中、送り出していただいた保護者の皆様、ありがとうございました。
対戦していただいたクラブの皆様、宿泊先関係者の方々、ありがとうございました!
石川貢


【雨の捉え方】
2021.03.28  ニッタイチャレンジ
vs FCクラッキス松戸
vs 柏レイソルA.A.長生
 
天気予報によれば 夕方からの
降水確率は上がっている
でも雨に濡れぬ場所を探すより
星空を信じ出かけよう

雨に降られたら 乾いてた街が
滲んできれいな光を放つ
心さえ乾いてなければ
どんな景色も宝石に変わる
 
エソラ
by Mr.Children
 
試合コメントリニューアルのため、久しぶりの投稿は、雨というネガティブな事さえもポジティブに変えてしまう桜井さんのとんでもない発想力からスタートいたします(笑)
 
誰もが嫌がるその雨を避けるのでなく、受け入れてさらにその景色を宝石に例えるあたり。
 
『心さえ乾いてなければ』でもう鳥肌(笑)
 
比喩力と言うか言葉の使い回しというか、ずっしりと心に突き刺さる桜井さんの言語力に毎度毎度影響を受けています。
 
桜井さんは一番伝えたい歌詞を2番に持っていくそうで。
 
このエソラの歌詞も2番の出だし。
 
 
と、前置きが長くなりましたが、新U15の選手たちにとってこの『雨』をどう受け入れるか。
 
彼らの心の雨はこの日だけでなく、ここ最近降り続いているようですが、全ては捉え方次第という事で、やまない雨はないという発想よりも、いっそこの雨を思いっきり浴びてしまおう。
そしてその後見える景色を楽しみに期待しようというところでしょうか。
 
この日U13選手たちが関東リーグ昇格を決めました。
クラブ初の快挙の裏にはここまで築き上げてくれた先輩たちの努力があってこそ。
1部リーグに所属していなければこのようなチャンスもなかったわけで、振り返れば今の新U15選手たちが2部から1部に昇格した代であり、さらに言えばセカンドチームも4部から3部へと昇格を成し遂げている。
 
全ての物語は繋がっていて、この日のU13の感動はクラブに関わる全ての人たちの感動であって、それを支えてくれた多くの方々への感謝も同じように感じる時間となりました。
 
昇格を決めた彼らの心も全てが晴天だった訳ではなく、曇りや雨、さらに言えば豪雨の日もあったことでしょう。
担当の中村コーチは警報クラスの悪天候が続く日もありましたが(笑)、この日の試合が雨上がりのピッチならば、僕たちの力で虹を描いてみせてくれたようです(笑)
アルバロレコバさんの名言を端折りましたが、選手たちの成し遂げた成果がきれいな虹となり、関東リーグへの架け橋へと繋げてくれました。
 
彼らの努力が涙と言う雨に変わったとうまく締めたところで(笑)、新U15選手たちの関東への挑戦まであとわずか。
この刺激を力に変えて突き進んでいきましょう!
対戦していただいたクラブの皆様、ありがとうございました。
 
石川 貢