~NEW~ 04.12最終更新
【35期生の旅の始まり】
新U13の活動がスタートしました。
2月から準備トレーニングを少しずつ開始し、春休み期間には多くのトレーニングマッチをこなし、4月から正式なシーガルズの一員として本格的にスタート。
中学生生活で様々な変化はサッカーだけでなく、学校生活や友人関係など多岐に渡りますが、
『ボクは岬太郎』
的に環境の変化にも適応し、いきなり修哲との対抗戦に出場しちゃうくらいのメンタリティーの持ち主入るかなと探索していましたが、出し過ぎなくらいのキャラクターアピールをズシズシと日々感じております。
まだまだ遠慮してる選手もいますが・・・
グランド内のそれよりも、意外な局面でそんな一面が見られるもので、そう意味では大楠山ハイキングのチームビルディング活動は、選手たちのコミニケーションを育むだけでなく、大きな意味のあるものになりました。
大縄であそこまで盛り上がれるとはなかなかやるな笑
キックオフミーティングでは、オフザピッチとオンザピッチに分け、チームとしてのルールとマナーの確認から始まり、クラブコンセプト、シーガルズモデル、各テーマ、用語、攻守における原理原則、U15でどんな選手になっているか。
などなどプレー映像を観ながら、ピッチ内外の中で選手間、または選手とスタッフの間でズレが起きないように共有内容を確認しました。
チームとしてルールがあるから、守らないと怒られるからやるのではなく、本質は何なのか。
自分自身が成長していくため、チームとして成果を上げるため、そして同じ目標を目指す上で最高の仲間と団結することが大切であり、そのためにルールとマナーをみんなで理解しなければならないと。
またピッチ内でも、原理原則を守ること、シーガルズモデルや用語を覚えることが目的ではなく、立ち返る場所、根本的な思考とベースを合わせ、その上で選手自身が判断、決断していこうと。
言われてることは理解はするけど、必ずやらなければいけない訳ではなく、コーチが言ってることは話半分で良いと。
後の半分は自分自分でまたは自分たちで判断しようと。
トルシエジャパンとジーコジャパンの間くらいだよと。
ロベルトノートの52ページだよと。
2011年生まれの彼らはポカーンとしてましたが笑
サッカーは自分で判断するスポーツ。
たがら楽しいし、仲間と喜びを分かち合える。
人に言われて成果を上げたところで嬉しさややりがいは半減するものであって。
言われたことしかやらない選手は上では活躍できないし、いい意味で我々の求めること以上のことを存分に発揮してほしい。
そこには失敗もつきものだし、うまくいかないことの方が明らかに多い。
渋谷に行く為に、湘南新宿ラインでも東横線でも山手線でも良いですよと。
堀之内から浦賀行きに乗ろうとした時は『ちょっと待てい』と笑
多少遠回りしても、遠回りすることで見える景色もある。
危険を回避して、全てナビゲーションすることや、失敗を恐れて消極的になってしまうような雰囲気や空気だけは作らないように、主体的に積極的にチャレンジできる環境を作り出したいと思っています。
ただしそこには責任が生まれるので、取られたら取り返す、ハードワークして激しく闘うことはどこのチームよりも誰よりも求めてやろうと。
当たり前のことだからこそ当たり前以上に。
そんな話をしました。
そして彼らは我々が思ってる以上にメンバー争いへの意識が高い。
33名の中で、関東リーグのメンバーに選ばれるかどうか、メンバー分けをした時にどちらに選ばれるか。
大切なことですし、その『競争』意識から得られるものもたくさんありますし、上を目指すことは悪いこととは思いませんが。
ではメンバーに選ばれないとダメなのか。
スタメンになれないとダメなのか。
逆に関東リーグに出られたらOKなのか。
この年代での目標は個々が成長すること。
やれることを増やすこと。
関東リーグで勝つことだけが目的ならば県リーグには出る必要がない。
33名の中で2つのリーグに参加している意味。
勝つことで得られることはたくさんあるけど、全てを丸投げして勝利を求めることで失うこともたくさんあると思っています。
多くの公式戦をそれぞれが経験し、勝っても負けても課題を修正し、成果を成熟し、成長に変える。
負けた試合こそ見つかることもある。
メンバー落ちから足りないところが見えてくる。
もちろん勝負事なので、どんな試合でも練習試合でも勝つためにベストを尽くし、そのための準備をします。
負けて良いなんて1ミリも思わない。
彼らはまだまだ成長期。
U15、さらにはそこから先にどんな選手になってるか。
どんなフットボールでも順応し、対応し、己を表現できる力を。
U15になった時が勝負!
ではない。
『今を戦えないものに、次とか来年とかいう資格はない』
byロベルト・バッジョ
という事。
矛盾してるようですが
今勝てなくてもいい。とは全く思わない。
いや、明日Jクラブとやるなら明日勝ちに行くぞと。
勝つために全力を注ぐんだと。
次やった時に勝てればいいなんて言う者は次も勝てない。
今何ができるか。
結果は誰もわからない。
わかっているのはそれを全て成長に繋げていくということ。
そんな話をしました。
遠藤航が
伊東純也が
守田英正が
前田大然が
13歳の時どこまで有名だったか。
彼らは才能があったから有名になったのか。
当時有名だった選手は今どうなってるか。
ネガティブな時期を過ごした時になぜMr.Childrenが一番売れてたのか。
大金持ちになった小室哲哉がなぜお金がなくなったのか。
trfの時とTRFの時はどっちが好きか。
2011年生まれの彼らにはそんな話はしませんでしたが、とにかく35期生のシーガルズの活動が開始し、これからの彼らの躍動したフットボールを桃の天然水を飲みながらヒューヒューしたいと思います。
1年間よろしくお願いします。
石川貢